写真はNZのぶどう畑、痩せた土地の一例
「痩せた土地」とは、水はけが良く、土壌中の栄養分が少ない土地のことで、一般的にぶどうの栽培に向いているとされています。
ぶどうの樹は地中に栄養や水分がしっかりある状態だと、樹や葉を伸ばすために栄養を使います。そのため、実には栄養が届きにくくなります。
一方、痩せた土地でストレスを感じた樹は、飢餓状態になります。そうすることで、地中から吸い上げた多くの栄養を実へと運びます。また、根は地下へ向かって長く伸びていくため、地中深くにあるさまざまな養分を吸収することができるのです。