ニュージーランドで生産されている主なぶどう品種

ニュージーランドワインを語る上で絶対に欠かせない品種、ソーヴィニヨン・ブラン。ハーブや柑橘類の果実を連想させる「爽やかな香り」が最大の特徴で、世界中で愛されています。その選び方や楽しみ方もご紹介します。

ライチやトロピカルフルーツの華やかな香りとボリュームのある個性的な味わいで熱狂的なファンを多く獲得してきたゲヴュルツトラミネール。NZでの生産量は少ないながら非常に存在感のある品種です。

ニュージランドで生み出される高品質で個性的なリースリング。最大の特徴はキリッとした酸味ですが、辛口から極甘口まで幅広いバリエーションがあります。熟成させると「ペトロール香」という独特の香りも出てきます。

NZで人気上昇中のピノ・グリは芳醇なコクとまろやかな酸味で、はちみつや熟した果実の香りが感じられます。 ピノ・グリはどんな食事にも合わせやすい万能選手です！

シャルドネという品種の特徴は「良い意味で強い個性がない」ということ。これが幅広い食事との合わせやすさに繋がっています。地域や生産者によって特徴が大きく変わる、そんなシャルドネの魅力を深掘りしていきます。

イタリアを代表するサンジョヴェーゼは多種多様な味わいが楽しめる魅力的な品種。この品種をつかった「キャンティ」と「キャンティ・クラシコ」の違いや、まだマイナーなNZ産サンジョヴェーゼもご紹介します。

プティ・ヴェルドはフランスのボルドー地方や世界の国々で栽培さているぶどう品種です。色が濃く、タンニンが豊富なので、ブレンドする際は少量のみ使われます。近年では、ニューワールドの単一ワインも人気です。

古い歴史をもつカベルネ・フランは、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルローの先祖でもあり、現在ではこれらの品種とブレンドさえることが多い品種です。フランスのボルドー地方、ロワール地方で多く栽培されています。

シラー単一ならパワフルでスパイシーな印象に、複数の品種とブレンドするとやわらかい口当たりで飲みやすくなるなど、様々な魅力を持った品種です。産地によっても味わいが違いますが、いずれもジビエや香ばしく焼いた肉料理にぴったりです。

パワフルで力強い味わいが特徴で「赤ワインの王様」とも呼ばれるカベルネ・ソーヴィニヨン。世界中のどの地域でも安定して育てることができ、その産地によって味わいが変化するポテンシャルの高い品種です。

やさしい味わいでまろやかな口当たりのメルローは、正反対の性質を持つカベルネ・ソーヴィニヨンとのブレンドが鉄板。メルロー単一のワインなら醤油、砂糖を使ったあまじょっぱい日本食がおすすめです。

ニュージーランドのピノ・ノワールの最大の特徴は、その豊かな果実味にあります。やさしい味わいで渋みが控えめなので初心者さんにもおすすめ。NZのセントラル・オタゴ地方は、世界でも有数のピノ・ノワールの産地です。

タンニン（渋味成分）やポリフェノールが豊富で、しっかりとした果実味や凝縮感のあるマルベック。単位品種ではもちろん、他のワインとブレンドすることで、全体に複雑味を加える役割を器用にこなします。