スパークリングワインとは、二酸化炭素(炭酸ガス)を多く含むワインのことを指し、一般的にはガス圧が3気圧以上の発泡性ワインの総称とされています。
世界各国には伝統製法でつくられる有名なスパークリングワインがあり、フランスのシャンパーニュ、イタリアのプロセッコやフランチャコルタ、スペインのカヴァ、ドイツのゼクトなどがあります。
その製法は大きく分けて下記の3つです。
製法 | |
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シャンパーニュ方式 (トラディショナル方式) |
瓶の中で二回目の発酵を行う |
シャルマ方式 | 密閉タンク内で二回目の発酵を行う |
炭酸ガス注入方式 | 出来上がったワインに人工的に 炭酸ガス(二酸化炭素)を添加する |
シャンパーニュ方式など時間と手間をかけてつくられる伝統的なスパークリングワインは、泡がきめ細かくなり繊細で優しい口当たりとなります。しかし製造コストがかかるため、その分高価になってしまいます。
一方で、炭酸ガスを注入する製法でつくられるワインは泡は大きいものの、値段は安くなります。また、元々のワインの風味がダイレクトに感じられるという良さもあります。
NZでは、シャンパーニュと同じトラディショナル方式のスパークリングワインはまだ少なく、現状は、炭酸ガス注入方法でつくられているスパークリングワインが多く見られます。