酒精強化ワイン(fortified wine)

「酒精」は「アルコール」という意味で、「酒精強化ワイン」と呼ばれるものは、醸造の工程で40〜80%のアルコールを添加してつくられる、アルコール度数の高いワインを指します。

ちなみに英語では「フォーティファイド ワイン(fortified wine)」といいますが、“fortify”には、アルコール度数を高めるという意味があります。

醸造工程で、アルコールが添加されるタイミングは様々で、ぶどう果汁に入れる場合や、発酵中、発酵後に添加する場合もあります。添加されるアルコールの種類は、ブランデーやぶどうを原料としたアルコール度数を高めたものなどが一般的です。

主に、イベリア半島など、夏に気温が高くなるせいでワインの管理が難しい地域の生産者たちが、ワインの酸化・腐敗防止の目的などでつくりはじめられました。

ワインの保存性を高める以外にも、ワイン全体のアルコール度数を高めたり、ワイン全体にコクを出す目的で酒精強化を行う生産者もいます。また、ワインはぶどうの中の「糖」が発酵によってアルコールに変わって完成しますが、発酵途中で強いアルコールを添加すると、糖をワインの中に残すことができます。このような酒精強化の方法で甘口ワインをつくる場合もあります。

酒精強化でつくられるワインの多くは、アルコール度数が15%〜22%になります。

以下のものが、代表的な酒精強化ワインです。

種類
スペイン シェリー
ポルトガル ポート 、マデイラ
イタリア マルサラ
フランス ヴァン・ドゥー・ナチュレル、 ヴァン・ド・リキュール

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この記事の筆者

ボクモワイン
ボクモワイン編集部
ボクモワインの編集部です。ソムリエ岩須の監修の元、ニュージーランドやワインについての情報を執筆&編集しています。

この記事の監修

岩須
岩須 直紀
ニュージーランドワインが好きすぎるソムリエ。ラジオの原稿執筆業(ニッポン放送、bayfm、NACK5)。栄5「ボクモ」を経営。毎月第4水曜はジュンク堂名古屋栄店でワイン講師(コロナでお休み中)。好きな音楽はRADWIMPSと民族音楽。最近紅茶が体にあってきた。一般社団法人日本ソムリエ協会 認定ソムリエ。

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