主にボルドー地方の生産者を指す用語。自社畑を保有し、栽培から醸造、熟成、瓶詰までを行う生産者をシャトーと呼びます。
シャトーとは「お城」「大邸宅」という意味。自らの畑でぶどうを栽培してワインづくりをするには大資本が必要で、文字通りお城の様な立派な建物でワインを作っていたことから、そう呼ばれるようになったといわれています。
今では、建物の大きさに関わらず、栽培から醸造、瓶詰めまでを一貫している酒蔵であればシャトーと呼ばれます。
現在、ボルドー地方の中では8,000以上のシャトーがあるといわれており、その頂点に君臨するのが、メドックの格付けで第1級に選ばれている五大シャトー。160年以上にもわたって世界的な名声を得ています。
また、ボルドーのシャトーにあやかって、ボルドー地方以外でシャトーという呼び名を使う生産者もいます。
ブルゴーニュ地方では、同じように栽培から瓶詰までを一貫して行う生産者をドメーヌといいます。