「サステイナブル・ワイングローイング・ニュージーランド(Sustainable Winegrowing New Zealand™(SWNZ)」は、ニュージーランドワイン生産者協会(ニュージーランド・ワイングロワーズ)によって1997年に設立された認証プログラムです。
このプログラムは、ワインづくりにおけるぶどうの栽培や醸造まで、環境保全を目的とした基準が設けられており、環境保全の先進国であるニュージーランドで、世界に先駆けて開始されました。
その基準は厳しく、化学的な農薬を極力使わずぶどうを栽培することだけでなく、醸造時にワイナリーから排出される様々な物質にも細かい配慮が必要となります。また、日々それらのデータを監視、測定をして、環境負荷の削減に努める必要があります。
「サステイナブル(sustainable)」は直訳すると「継続可能な」という意味。今現在だけでなく「未来」の自然環境も守るという意味が込められており、あらゆる分野で使われている言葉です。
SWNZでは、「水」「廃棄物」「害虫・病気」「気候変動」「人」「土壌」という6つの領域にフォーカスされており、自然環境はもちろんワイン産業における人々の継続的な雇用の創出にまで言及されています。
現在公式サイトでは、NZの約96%のぶどう畑がこの「サステイナブル・ワイングローイング・ニュージーランド」の認証を受けていると報告しており、その基準をクリアした畑のぶどうから作られたワインには、サステイナブル認証のマークがつけられています。