「リザーブワイン」とは、主にシャンパーニュの用語として使用されることが多い言葉です。
シャンパーニュをつくる際、最新ヴィンテージのワインに、それよりも前につくられたワインをブレンドすることが多く、このブレンド用にとっておいたワインのことを「リザーブワイン」といいます。
比較的寒い産地であるシャンパーニュは、ぶどうの質を毎年安定させることが難しいとされていますが、保管しておいたリザーブワインを加えることで、毎年変わらない品質のシャンパーニュを製造することが可能になります。
ただ厳密にいうと「リザーブワイン」という言葉は、シャンパーニュ以外でも使われているワイン用語です。それは国によって、表記やルール、意味合いが異なります。
法的なルールがあるのは、イタリア、スペイン、ポルトガルなどの国です。
国/表記 | 主なルール |
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イタリア/Riserva(リゼルヴァ) | 該当のワインが、最低熟成期間を満たしていること |
スペイン/Reserva (レセルバ) | 該当のワインが、最低熟成期間を満たしていること |
ポルトガル/Reserva(レゼルヴァ) | アルコールの最低基準を満たすことや、瓶詰めにされていること |
一方、フランス、アメリカ、チリなどの国には、法的なルールはありません。しかし一般的には、通常よりも長く熟成させたワインにこの言葉が用いられることが多いようです。