発酵が終わったワインの中の澱(おり)と呼ばれる沈殿物を、きれいな上澄みの部分から取り除く(引く)作業を「澱引き」といいます。
澱引きの作業の手順は以下の通り。
- アルコール発酵が終わった後、ワインの上澄みだけをタンク内から別の容器に移し替える。
- 底に残った澱を、専用の器具で取り除く。
場合によって、これを数回繰り返します。繰り返し澱引きをすることで、上澄みのワインの透明度は上がっていきます。
フランス語でsoutirage(スーティラージュ)、英語ではracking(ラッキング)といいます。