「マオリ語」は、ニュージーランドの先住民族であるマオリ族が使う言葉で、NZでは英語と同様に公用語となっています。
日常的に使う人の数はそれほど多くありませんが、地名や食べ物の名前にも使われている単語が多く、国民にも浸透しています。
マオリ語の発音は、基本的にローマ字読みものが多いため、日本人には発音しやすい言葉であるといわれています。
ここでは、是非覚えておきたいマオリ語をご紹介します。
アオテアロア(aotearoa)
ニュージーランド(国)を意味する言葉です。
マオリ語ではもともと”白く長い雲のたなびく地“という意味で、北島のみを指す言葉でしたが、今はNZ全国のことをいいます。
アオテアロアはニュージーランドの国歌のタイトルにもなっています。「Aotearoa/God Defend New Zealand(神よニュージーランドを守り給え)」
国歌にはマオリ語バージョンと、英語バージョンがありますが、ラグビーの試合前などに歌う国歌は、マオリ語バージョンを先に歌い、続いて英語バージョンと1曲づつ歌うのが一般的です。
ハンギ(Hangi)
マオリ族が特別な日に食べるという伝統調理です。
地中に穴を掘って焼け石を入れるか、地熱を利用し、葉や布で包んだ野菜や肉を蒸し焼きにするというもの。
現在では、間欠泉で有名な北島のロトルアなどで実際にハンギを食べることができます。
ロトルア(Rotorua)
NZ北島中央部に位置する、国内屈指の観光地。
マオリ語では、”2番目の湖”という意味で、その名の通り美しいロトルア湖が人々の癒やしとなっています。
ロトルアのテ・ファカレワレワには、昔からマオリの人々が多く暮らしていたため、現在もマオリ族の村や施設、美術工芸学校などがあります。
テ・プイアという施設は、マオリ族の文化を継承する目的で建設がされ、観光客に向けてマオリ族のショーやガイドツアーも行われています。