ワインの銘柄やラベルなど、情報が何もない状態でテイスティングをすることを、「ブラインドテイスティング」といいます。
ワインのテイスティングでは、主に「外観」「香り」「味わい」の3つのポイントを言葉で表現することが基本となります。これらの表現を組み合わせることで、そのワインの持つ特徴をはっきりさせ、個性を表すことができます。
つまりテイスティングにおいては、この3つの要素の表現がワインにおける「共通言語」のような役割を果たすのです。
「ブラインドテイスティング」では、これらの表現を使いながら、
- ぶどう品種
- 生産地
- 収穫年(ヴィンテージ)
をワインの情報を持たない状態で鑑定し、最終的に特定していきます。
ただし、多種多様なワインが存在する現代のワイン界で、ピタリと正解を出すことは、プロでもかなり難しいこと。
そのため、例え最終的な答えが間違っていたとしても、その答えに至るまでの「外観」「香り」「味わい」の特徴をしっかりと捉え表現できることが、ワインの本質を理解していることの証といわれています。