「ブラン・ド・ブラン(Blanc de Blancs)」は、白ぶどうのみを使ってつくられるスパークリングワインのことを指します。フランスのシャンパーニュのつくり方のひとつとして知られる製法であり、それにならって世界の国々でこの呼び名が使われています。
シャンパーニュでは、
- シャルドネ(白ぶどう)
- ピノ・ノワール(黒ぶどう)
- ピノ・ムニエ(黒ぶどう)
という3種類のぶどう品種をブレンドしてつくられるのが一般的ですが、白ぶどう100%、黒ぶどう100%など、あえてぶどう品種を限定してつくる場合もあります。
そして、白ぶどうだけでつくるワインを「ブラン・ド・ブラン」と呼び、黒ぶどうのみをつかってつくられるのは「ブラン・ド・ノワール」と呼びます。
“Blanc”とは、フランス語で「白」という意味。Blanc de Blancsは、「白(ぶどう)でつくられた白ワイン」という意味になります。ちなみにBlancは、ローマ字読みでは「ブラン」と表記されることが多いのですが、フランス語では「ブロン」に近い発音になります。
ブラン・ド・ブランのシャンパーニュは、シャルドネ100%でつくられ、味わいはすっきりとした辛口、柑橘系の香りと、美しく、きりっとした酸が特徴です。