ブラン・ド・ブラン(Blanc de Blancs)

「ブラン・ド・ブラン(Blanc de Blancs)」は、白ぶどうのみを使ってつくられるスパークリングワインのことを指します。フランスのシャンパーニュのつくり方のひとつとして知られる製法であり、それにならって世界の国々でこの呼び名が使われています。

シャンパーニュでは、

  • シャルドネ(白ぶどう)
  • ピノ・ノワール(黒ぶどう)
  • ピノ・ムニエ(黒ぶどう)

という3種類のぶどう品種をブレンドしてつくられるのが一般的ですが、白ぶどう100%、黒ぶどう100%など、あえてぶどう品種を限定してつくる場合もあります。

そして、白ぶどうだけでつくるワインを「ブラン・ド・ブラン」と呼び、黒ぶどうのみをつかってつくられるのは「ブラン・ド・ノワール」と呼びます。

“Blanc”とは、フランス語で「白」という意味。Blanc de Blancsは、「白(ぶどう)でつくられた白ワイン」という意味になります。ちなみにBlancは、ローマ字読みでは「ブラン」と表記されることが多いのですが、フランス語では「ブロン」に近い発音になります。

ブラン・ド・ブランのシャンパーニュは、シャルドネ100%でつくられ、味わいはすっきりとした辛口、柑橘系の香りと、美しく、きりっとした酸が特徴です。

この記事の筆者

ボクモワイン
ボクモワイン編集部
ボクモワインの編集部です。ソムリエ岩須の監修の元、ニュージーランドやワインについての情報を執筆&編集しています。

この記事の監修

岩須
岩須 直紀
ニュージーランドワインが好きすぎるソムリエ。ラジオの原稿執筆業(ニッポン放送、bayfm、NACK5)。栄5「ボクモ」を経営。毎月第4水曜はジュンク堂名古屋栄店でワイン講師(コロナでお休み中)。好きな音楽はRADWIMPSと民族音楽。最近紅茶が体にあってきた。一般社団法人日本ソムリエ協会 認定ソムリエ。

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