フランスのブルゴーニュ地方の南部に位置するボジョレー地区で作られる新酒の赤ワイン。(※「ボージョレ」とも言い、カタカナで表記する際「ボージョレ」を使用する場合もあります。)品種はガメイ。毎年11月の第3木曜日に解禁されます。
もともとはボジョレー地区の収穫祭のために作られましたが、その後、世界中で人気になりました。
特に日本では日付変更線に近い国ということで「世界で最も早くボジョレー・ヌーヴォーが飲める」という売り文句がヒット。2004年には100万ケースを超えるボジョレー・ヌーヴォーが日本に輸入されました。
ブームがひと段落した今も人気は根強く、輸出されたボジョレー・ヌーヴォーのうち、約半数は日本に入ってきています。
ボジョレー・ヌーヴォーは、マセラシオン・カルボニックという特殊な早仕込みの方法で作られるのが特徴です。この方法だと、その年のぶどうの良し悪しがダイレクトに反映されるので、このワインが美味しい年は、その年のブルゴーニュ南部のワインの質にも期待が高まります。