ボジョレー地区は、ブルゴーニュ地方の最南端に位置する広大なワイン産地です。(※「ボージョレ」ともいい、カタカナで表記する際「ボージョレ」を使用する場合もあります。)
この地区は花崗岩を基盤とする丘陵地帯で、赤ワイン用ぶどう品種の「ガメイ」を栽培するのに適しています。そのため、生産されるワインのほとんどが、ガメイをつかった赤ワインです。
毎年11月の第3木曜日に解禁される「ボジョレー・ヌーヴォー」は世界的に有名ですが、日本では特にその人気が高く、輸出される「ボジョレー・ヌーヴォー」のうち約半数が日本向けです。
この地区のワインは、「ヌーヴォー」に注目が集まりがちですが、高品質な長期熟成タイプのワインも定評があります。
特に「クリュ・デュ・ボジョレー」と呼ばれる10地区は、複雑で深みのあるガメイのワインがつくられる産地として知られています。