ボブ・キャンベルMW率いるThe Real Reviewとは。2023年NZワイナリーランキングも

ボブ・キャンベルMW率いるThe Real Review 2023年版のランキングについてご紹介いたします。

▶︎The Real Review 公式サイト

The Real Review 2023のワイナリーランキング

ここからは、今年のワイナリーランキングをご紹介します。

1位 クラギー レンジ(Craggy Range )
2位 デスティニーベイワインズ (Destiny Bay Wines)
3位 フェルトン ロード (Felton Road)
4位 ドライリバー ワインズ (Dry River Wines)
5位 チャーチ ロード (Church Road)
6位 アタランギ (Ata Rangi)
7位 トリニティ ヒル(Trinity Hill)
8位 テ マタ エステート (Te Mata Estate)
9位 プロフェッツロック(Prophet's Rock)
10位 クスダワインズ(Kusuda Wines)

ボクモワインで購入できるTOP10ランクインワイナリーは?

ここでは、The Real Reviewで10位以内にランクインしたワイナリーのうち、ボクモワインでご購入頂けるワインをご紹介します。

2位 デスティニーベイワインズ

デスティニーベイワインズ
画像引用元:クラフトワインパーク公式サイト(リブ・コマース)

デスティニーベイワインズ(Destiny Bay Wines)は、オークランドのワイヘキ島に2000年に設立されたブティックワイナリーで「世界最高レベルのカベルネブレンドのつくり手」とも称されています。

年間生産量は約2,000ケースという少量生産のワイナリーで、ボルドータイプの3種類のワインのみを生み出しています。 

 

近年、国際的な評価がぐんぐん上がっているデスティニー・ベイ。価格面でも毎年のように上がっていますので、ボルドータイプの赤がお好きな方は、今のうちに手に入れてセラーで保管しておくのも良いかも知れません。

▶︎ご購入はこちら

3位 フェルトン ロード

フェルトンロード
画像引用元:ヴィレッジセラーズ公式サイト

フェルトン ロード(Felton Road)は、NZ屈指の高水準なワイナリーの一つ。

1997年に初リリースしたピノ・ノワールは瞬く間に世界中のワインファンを魅了し、世界最高レベルの評価を得るワイナリーになりました。

バイオダイナミック農法によるぶどう栽培や、重力に逆らわずにぶどうやワインを移動させる「グラヴィティ・フロー」など、より自然なアプローチによってワインづくりをしています。

 

僕が実際にワイナリーを見学させていただいたとき、コンパクトながらとても機能的につくられたシステムに驚きました。「ぶどうになるべく負荷をかけずに醸造したい」というお話が印象に残っています。

▶︎ご購入はこちら

6位 アタランギ

atarangi_logo

画像引用元:アタ ランギ公式サイト

1980年に設立したアタ ランギ(Ata Rangi)は、マオリの言葉で「新しい始まり」を意味します。

マーティンボロのパイオニアとして知られ、多くの評論家からNZのトップ5に入るワイナリーとして賞賛されています。

特に「ロマネコンティにルーツを持つ」という畑から生まれるピノ・ノワールは、国内外の賞を数多く受賞しています。

 

マーティンボロという産地を世界に知らしめたのは、このアタランギの成功があったからと言われています。ブルゴーニュに近いエレガントで上質なワインを生み出しています。

▶︎ご購入はこちら

7位 トリニティ ヒル

trinityhill_logo

画像引用元:ヴィレッジセラーズ公式サイト

トリニティヒル(Trinity Hill)は、NZ北島ホークス・ベイのワイナリー。

かつては川底であった砂利質土壌の土地「ギムレット・グラヴェルズ」の可能性をいち早く見出した、この地区のパイオニア的な存在です。ボルドーブレンドやシラーを得意とします。

 

トリニティティヒルのスタンダード・クラスが「ホークス・ベイ」、いわゆる広域シリーズ。プレミアムレンジが狭い地区の「ギムレット・グラヴェルズ」シリーズです。トップには「オマージュ」というキュベもあるのですが、こちらは日本未輸入。どんな味わいか気になります・・・

▶︎ご購入はこちら

9位 プロフェッツロック

プロフェッツロック

画像引用元:プロフェッツロック公式サイト

プロフェッツロック(Prophet’s Rock)は、1999年セントラル・オタゴに設立されたワイナリーです。

肥料は一切使用せず自然酵母のみを使って発酵するなど、サステイナブルにこだわったワインづくりをおこなっています。

醸造家ポール・プジョルは、評論家ジャンシス・ロビンソンMWに「いずれ世界のワイン界をリードする逸材ワインメーカー」と評されています。 

 

セントラル・オタゴの高品質ピノ・ノワールの新しい旗手と言われるプロフェッツ・ロック。ピノだけでなく、甘口ワイン「ヴァン・ド・パイユ」などもつくっていて、その独自の取り組みに注目が集まっています。

▶︎ご購入はこちら

The Real Review 2023の11位〜30位の中からのおすすめワイナリー

ここからは、2023年のランキングのTOP30の中から、日本でワインが購入できるおすすめのワイナリーを紹介します。

15位 ギブストンヴァレーワイナリー(セントラル・オタゴ)

ピノ・ノワールの他、アロマティックな白、シャルドネも秀逸です。観光地クイーンズタウンから近いこともあり、ワイナリー見学や観光にも力を入れています。

▶︎ご購入はこちら

16位 ペガサスベイ(ノース・カンタベリー / ワイパラ)

ワイパラを代表するワイナリー。この土地の気候を活かしたやや濃いめのピノ・ノワールが有名。また、ピノだけでなく高品質なボルドー品種もつくっているのが他の南島のワイナリーとは違うユニークな点です。

▶︎ご購入はこちら

19位 ヴィラマリア(マールボロ他)

言わずとしれたニュージーランドを代表するブランド。数年前に経営陣の交代があったものの、品質における安定感は保ち続けています。

▶︎ご購入はこちら

20位 ノイドルフヴィンヤーズ(ネルソン)

小産地ネルソンでナチュラルなワインをつくり続けるノイドルフ。シャルドネの大成功で世界的に知られるようになりました。華やかなフルーティーさだけでない、深みのあるワインが持ち味です。

▶︎ご購入はこちら

22位 ブランクキャンバス(マールボロ)

大規模な生産者がひしめくマールボロの中で、ひときわ個性が際立つ夫婦経営のワイナリーです。ソーフィー・トムソン夫人はマールボロで初めてマスター・オブ・ワインとなった才女。グリューナー・フェルトリーナーなど、他のワイナリーにはないポートフォリオを持っています。

▶︎ご購入はこちら

24位 グレイワッキ(マールボロ)

ニュージーランドワインの生き字引的存在であるケヴィン・ジュッド氏によるブティックワイナリー。クラウディー・ベイで25年もの間、醸造家として培ってきた経験を自身のワイナリーでさらに進化させています。

▶︎ご購入はこちら

まとめ

ワインは本来、客観的な物差しで優劣をつけられない飲み物。ただ、やはり初めて飲むワインが、専門家がどのように評価しているかどうかは気になるものですよね。

ボブ・キャンベルMW率いるThe Real Reviewは、NZのワインテイスターの中では知名度が高く、影響力があるチームとして知られています。そして、毎年発表されるワイナリーのランキングをチェックしている関係者も多くいます。

もちろん、「ランキングが高いから、そのワイナリーのワインが自分の口にあう」というわけではありませんが、このランキングで、NZワインに精通したプロたちが、どのような評価をしているかを知ることができるでしょう。

この記事の筆者

ボクモワイン
ボクモワイン編集部
ボクモワインの編集部です。ソムリエ岩須の監修の元、ニュージーランドやワインについての情報を執筆&編集しています。

この記事の監修

岩須
岩須 直紀
ニュージーランドワインが好きすぎるソムリエ。ラジオの原稿執筆業(ニッポン放送、bayfm、NACK5)。栄5「ボクモ」を経営。毎月第4水曜はジュンク堂名古屋栄店でワイン講師(コロナでお休み中)。好きな音楽はRADWIMPSと民族音楽。最近紅茶が体にあってきた。一般社団法人日本ソムリエ協会 認定ソムリエ。
1 / 4