世界のどの国よりも早く、2023年を迎えたニュージーランド。
改めて昨年を振り返り、Kiwiたち(Kiwiは”ニュージーランド人”の愛称)が「Kiwiでよかった」と誇りに思う出来事をみていきましょう。
▶︎2022 in review: Moments that made us proud to be Kiwis(20202振り返り:Kiwiであることを誇りに思った出来事)
ラグビーワールドカップ2021でBlack Fernsが優勝
昨年行われた「ラグビーワールドカップ2021」で、ニュージーランド女子ラグビーの代表、Black Ferns(ブラックファーンズ)が、イングランドを3点差で破り見事優勝。前大会につづき、二連覇を達成しました。
ちなみに昨年行われた大会にも関わらず、大会名が「ラグビーワールドカップ2021」となっているのは、2021年に開催される予定であった本大会が、新型コロナウイルスの影響で2022年10〜11月に延期されたものの、名称は“2021”のまま開催されたからです。
今まで9回開催されている女子ラグビーのナショナルチームによるワールドカップで、ブラックファーンズが優勝したのは今回でなんと6度目です。
ラグビーワールドカップについて詳しくはこちらをご覧ください!
▶︎「ラグビーワールドカップ2021」NZのBlack Fernsが2連覇達成!
コモンウェルスゲームズ
2022年はラグビー・ワールドカップだけでなく、英連邦の国々が参加するコモンウェルスゲームズも開催され、ニュージーランドのアスリートたちが大活躍しました。獲得した金メダルは20個。
特に著しい活躍を見せたのは13のメダルを獲得した自転車競技。そして、陸上競技では初のメダルとなった棒高跳のアイリス選手。21歳のアイリス選手は足にヒビが入っていたのにも関わらず、4.45mをクリアし銅メダルを獲得しました。
アイリス選手はInstagramで”これはパパに”と、メダルを父親に捧げる投稿をしています。
コモンウェルスゲームズについて詳しくはこちらの記事をご覧ください!
▶︎コモンウェルスゲームズ2022開催。NZは歴代最多となる20の金メダルを獲得!
議会で大きな目標達成
ニュージーランドの議会では今年、議席数の男女比がちょうど半分になるという、大きな出来事がありました。ニュージーランドでは、女性の政治参加が年々増えており、2020年の総選挙時には女性が48%と過半数にほぼ届く数字になっていました。
ニュージーランドは、1893年に世界で初めて女性の参政権が認められた国。今年2023年には130周年を迎えます。
ニュージーランド首相で、政権をもつ労働党の党首、ジャシンダ・アーダーンは議員数の男女均等達成に際し、
“とても重要で励みになります。私たち労働党は特に議員数男女均等を目指してきました。(10月にちょうど半数目の女性議員となった)Soraya議員を歓迎したい。”
とコメントしています。
マタリキが祝日に
2022年、ニュージーランドに新しい祝日「マタリキ」が誕生しました。
ニュージーランドの先住民族であるマオリ族は、「マタリキ」=プレアデス星団(すばる)が輝き出すのを合図に新年を祝うのですが、このマタリキが今回、国の祝日として制定されたのです。
ニュージーランドでは近年、マオリの言語や文化を国のアイデンティティとして大切に守り伝えていく動きが活発になっており、この祝日誕生もそのひとつ。マオリ由来の祝日制定は初めてのことです。
マタリキについて詳しくはこちらの記事をご覧ください!
▶︎NZに新しい祝日が誕生!マオリの新年"Matariki"とは?
アカデミー賞監督賞受賞
文化面ではニュージーランド人の映画監督、デイム・ジェーン・カンピオンが、女性監督としては初となる二度目の監督賞ノミネート、そして2022年アカデミー監督賞を受賞しました。女性監督としては史上二人目の快挙です。
受賞に際し、アーダーン首相は
“私たちの美しいニュージーランドを素晴らしい才能と技で、世界のステージに再び登場させてくれたこと、とても感謝しています。偉大な結果を、国中の人々が誇りに思っています。”
と祝福のコメントを寄せています。
カンピオン監督について詳しくはこちらの記事をご覧ください!