NZに新しい祝日が誕生!マオリの新年"Matariki"とは?

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ニュージーランドに、2022年度から新しい祝日“Matariki”(マタリキ)が誕生しました。NZで新しい祝日が制定されたのは、1974年以来のこととなります。

記念すべき最初の年となる2022年の、Matarikiは6月24日。「2022年の」と書いたのは、この祝日の日が毎年変わるからなのです。

地域によっては7月末までお祝いが続くこの“Matariki”。一体どんな祝日なのでしょうか。毎年Matarikiの日が変わる理由も含め解説をします。 

“Matariki”とは

“Matariki”とは、ニュージーランドの先住民マオリ族の言葉であるマオリ語で、“プレアデス星団”のことを指します。プレアデス星団は日本語で「すばる」とも呼ばれていますね。

このプレアデス星団が輝きだす6〜7月を合図に、マオリの人々は新年を祝うのです。

Matarikiはマオリ語で、‘Ngā Mata o te Ariki Tāwhirimātea’を略したもので、英語で表すと‘The eyes of the god Tāwhirimātea’、つまり‘Tāwhirimātea’(タフィリマテア)という神様の目という意味になるのです。

Tāwhirimāteaは、風と天気の神様です。Tāwhirimāteaについては、Tāwhirimāteabの兄弟たちが空の神様である父、地球である母を別れさせたのに逆上し、自分の目をえぐり取り天の川に投げた、というマオリの伝説が残されています。

Matarikiはマオリの暦をもとに決めるため、毎年日付が変わります。政府は、今後30年間のMatarikiの日付を発表しています。

来年のMatarikiは7月14日。今年とはかなりの開きがありますね。

アーダーン首相の公約の一つ

“Matariki”と呼ばれるこの新しい祝日の制定は、アーダーン首相率いる労働党が2020年の総選挙の際に公約の一つとしていたもの。

この公約が発表発表された当時、アーダーン首相は

“Matarikiは過去を振り返り、未来を見つめる、お祝いの日。ユニークな国のアイデンティティ(マオリ文化)をますます誇りに思える、ニュージーランド特有の祝日になるでしょう。”

とコメントしていました。

また、OECD(経済協力開発機構)加盟諸国と比べてニュージーランドは祝日が少ないことも話題にし、

“真冬にあらたに連休があると皆さん嬉しいですよね。”

と語っていました。

マオリの初めての祝日

ニュージーランドの祝日には、

1月1日 ー New Year’s Day(お正月)

1月2日 ー Day after New Year’s Day(お正月の次の日)

2月6日 ー Waitangi Day(ワイタンギ・デー:ワイタンギ条約終結記念日)

3月〜4月 ー Good Friday(聖金曜日:イースターの前の金曜日)/Easter Monday(イースターマンデー:復活祭翌日の月曜日)

4月25日 ー ANZAC Day(アンザック・デー:第一次世界大戦追悼)

6月第一月曜日 ー Queen’s Birthday(英女王誕生日)

10月第四月曜日 ー Labour Day(レイバー・デー:労働記念日)

12月25日 ー Christmas Day(クリスマス)

12月26日 ー Boxing Day(ボクシング・デー)

と10日の祝日があり、Matarikiは、NZの11個目の祝日となります。

今までの祝日は、すべてイギリス、キリスト教由来のもので、マオリ由来の祝日は一つもありませんでした。

ニュージーランドでは、国家がマオリ語、英語の順で歌われるようになったり、英語の中にもマオリ語が使われるようになるなど(日本でいう外来語のようなものでしょうか)、近年マオリ文化を尊重する動きが進んでいます。

Matarikiが祝日の一つに加わったのもその動きのひとつといえるでしょう。

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この記事の筆者

石黒
石黒 沙弥
高校・大学時代を過ごしたNZを故郷と愛する。購入するワインは100%NZで、常備しているのはSILENIのソーヴィニヨン・ブラン。マーマイト大好き。歴代彼氏の半分以上がKiwi。
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