今年も、ボジョレー・ヌーヴォーが日本にやってくる季節が近づいてきましたね!
今回はそのボジョレー・ヌーヴォーに関する豆知識と、意外と知られていない世界の新酒(ヌーヴォー)をご紹介します!
そもそもなんですが、「ヌーヴォー」ってどういう意味なんですか?
「ヌーヴォー」とはフランス語で“新しい”という意味で、ワインの世界では「その年に収穫したぶどうを使った新酒」を指すんですよ。つまり、フランスのワイン産地「ボジョレー」の「新酒」が、ボジョレー・ヌーヴォーです。
フレッシュでフルーティーな香りと味わいが楽しめますよ。
ちなみに、ニュージーランドは南半球に位置する国なので、現地の秋にあたる2〜4月にぶどうが収穫されます。そして、そのぶどうを使ってつくられたワインが、日本を含む北半球の国々の夏に「ニュージーランド・ヌーヴォー」として届くのです。
NZは南半球の国なので、いちはやく北半球の夏に届けられるのです。(詳しくは記事後半でお話しますね)
では早速、“ボジョレー・ヌーヴォー”の基本情報からお伝えしていきます!
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なっちゃん
Web系の会社に勤める29歳。もっとワインを楽しめるといいな、とワイン勉強中。
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岩須
このサイトの監修を担当する、ソムリエ。自身が名古屋で営むバーでは、ニュージーランドワインを豊富に取り揃える。
2023年の「ボジョレー・ヌーヴォー」解禁日はいつ?
ボジョレー・ヌーヴォーは、毎年11月の第3木曜日の午前0時にお店での提供が解禁されます。今年(2022年)の解禁日は、11月16日です。
ちなみに「ボジョレー」は、輸入元やお店などによって「ボージョレ」と表記されることもあります。
その年の出来栄えが反映される“キャッチコピー”
ボジョレー・ヌーヴォーは、毎年その“キャッチコピー”にも注目が集まります。
キャッチコピーがあるなんて知りませんでした!
実は、ボジョレー・ヌーボーのキャッチコピーは2種類存在します。
一つは、ボジョレーワイン委員会の評価を和訳したもの。もう一つは、それを日本の業者が販売促進のためにキャッチーな言葉にアレンジしたものです。
今年(2023)のキャッチコピーは、まだ発表されていませんが、発表され次第記事を更新します。
ちなみに輸入元のひとつであるサントリーによると
「まるで摘みたての赤い果実をそのまま口にほおばったような味わい」
引用元:ボジョレーヌーボー初荷、羽田に3.2トン着 ANA便3年連続
とのこと。
昨年(2022)のボジョレーについて、ボジョレーワイン委員会は、
太陽に恵まれたヴィンテージ〜果実味とストラクチュアの完璧なバランス〜
引用元:ボジョレーワイン委員会
と表しました。
しかし、それはただ単に「太陽に恵まれた年」というわけではなく、
2022年のボジョレー・ヴィンテージは、1か月近く続いた収穫が終了する日まで、生産者にとり厳しいものであった。とりわけ春先から夏にかけての天候の変化は激しかった。
引用元:ボジョレーワイン委員会
とある様に、5月まで晴天が続いていたものの、6月になると雨の日が多くなり、局地的に雷雨がひょうの被害もありました。そして、夏には熱波やひどい乾燥に見舞われるなど生産者にとっては苦労の多い年となりました。
ひょうや熱波の影響で、今年のボジョレーのぶどうの収穫量は例年よりも大幅に下回りましたが、ボジョレーワイン委員会の会長であるダニエル・ブリア会長は、
2022年ヴィンテージは、偉大な年である2009年、2015年、2018年、そして2020年と似ているところがあり、特別なワインとなるであろう。このヴィンテージは、とても多彩な特徴を示す。豊満でしっかりとしたストラクチュアがあり、際立つ 色で、熟成向きのワインもあれば、フレッシュで心地よく肉付きがあり、飲みやすいワインもある。
引用元:ボジョレーワイン委員会
と、昨年のヴィンテージについて高く評価していました。
サントリーから発表された昨年のキャッチコピーは
果肉たっぷりの赤いベリーやイチゴの甘酸っぱいジャムを口いっぱいに含んだような味わい
引用元:Aviation Wire
でした。
2021年までの、過去20年分の公式キャッチコピーは、以下のようになっています。
年 | キャッチコピー |
---|---|
2001 | ここ10年で最高 |
2002 | 色付きが良く、しっかりとしたボディ |
2003 | 並外れて素晴らしい年 |
2004 | 生産者の実力が表れる年 |
2005 | 59年や64年、76年のように偉大な年の一つ |
2006 | とてもうまくいった年 |
2007 | 果実味が豊かでエレガント |
2008 | フルーツ、フルーツ、フルーツ |
2009 | 数量は少なく、完璧な品質。桁外れに素晴らしい年 |
2010 | 果実味豊かで、滑らかでバランスの取れた |
2011 | 3年連続で、偉大な品質となった |
2012 | 心地よく、偉大な繊細さと複雑味のある香りを持ち合わせた |
2013 | 繊細でしっかりとした骨格。美しく複雑なアロマ |
2014 | エレガントで味わい深く、とてもバランスがよい |
2015 | 記憶に残る素晴らしい出来栄え |
2016 | エレガントで、魅惑的なワイン |
2017 | 豊満で朗らか、絹のようにしなやか。しかもフレッシュで輝かしい |
2018 | 2017年、2015年、2009年と並び、珠玉のヴィンテージとして歴史に刻まれるでしょう |
2019 | 有望だが、生産者のテクニックが重要な年 |
2020 | 非常にバランスが取れた爽やかさのある仕上がり |
2021 | 挑戦の末たどり着いた、納得のヌーヴォー |
ボジョレー・ヌーヴォーとは?
ボジョレー・ヌーヴォー(Beaujolais Nouveau)は、フランスのブルゴーニュ地方南部のボジョレー地区で、その年に収穫された「ガメイ」という種類のぶどうをつかってつくられたワインです。
ボジョレー・ヌーヴォーと言えば赤ワインのイメージが強いかもしれませんが、ロゼワインもありますよ。
ボジョレー・ヌーヴォーの製法は?
ボジョレー・ヌーヴォーは、マセラシオン・カルボニックまたは炭酸ガス浸潤法と呼ばれる製法で仕込まれます。
しっかり説明しようとすると難しくなってしまうので、ここでは簡単にお話をしますね。
一般的にワインづくりはぶどうの梗(こう)を取り除く作業や、ぶどうをつぶす作業からスタートしますが、マセラシオン・カルボニックの場合、ぶどうを房ごと密閉タンクに入れてワインをつくります。ぶどうが積み重ねられている為、重みで下のぶどうの果皮が破れ、発酵がはじまります。その際、炭酸ガスが発生し、潰れていない上のぶどうも自然に発酵されるという仕組みです。
本来、赤ワインをつくる時には、果皮や種子を果汁に漬け込む「醸し」という工程があり、そこでタンニンという苦味成分が果汁に移るのですが、マセラシオン・カルボニックの場合は、その工程がなく、結果として渋みの少ない軽やかな味わいになります。
また「酵母」ではなく、ぶどうの細胞内の「酵素」によって発酵が進むことも特徴です。その過程でリンゴ酸が分解され、酸味の穏やかなライトな飲み口に仕上がります。
そして、通常よりも短期間でワインをつくることができるため、新酒の製法としてよく用いられています。
この製法でつくられる新酒にはその年のぶどうの出来の良し悪しがダイレクトに反映されます。
その為「ボジョレー・ヌーヴォー」が美味しいと、その年のブルゴーニュ南部のワインにも期待が高まるのです。
ボジョレーの解禁日の豆知識
ボジョレー・ヌーヴォーに解禁日があるということは広く知られています。しかし、なぜそのようなルールがつくられたのかということは意外と知られていません。ここでは簡単に、その経緯についてお話します。
もともとボジョレー・ヌーヴォーは、ボジョレー地区の収穫祭で飲まれる地酒でしたが、次第にその人気は世界の国々にも広がっていきました。
しかし、その爆発的な人気の裏で、ある問題が起きるようになったのです。
ある問題ってなんですか!?
自分たちのつくるワインを少しでも早く出荷して販売しようとする生産者たちが増え、品質の悪いワインも出回るようになってしまいました。
そこで、ボジョレー・ヌーヴォーの品質を守るための対策として、解禁日が設けられることとなったのです。
1967年にはフランス政府が公式にその解禁日を11月15日と定めました。解禁日を設けることによって、ワインの品質は安定したものの、今度はまた別の問題が浮上。
土日・祝日に休みを取る会社が多いフランスでは、せっかく解禁日を設けても、その日が土日・祝日と重なる年にはワインの運搬や販売ができない場合が多かったのです。そのような問題を解決するためにも、1985年に解禁日が現在の「11月の第3木曜日」と定められたのでした。
ちなみに、その人気の火付け役として知られるのは、ボジョレー地区のワイナリー経営者である「ジョルジュ・デュブッフ氏」。単なる地酒に過ぎなかったボジョレー・ヌーヴォーを、魅力あるワインとしてフランス全土に売り込み、さらに世界に向けてプロモーションを展開しました。
ボジョレー・ヌーヴォーの最大の輸出国は「日本」
日本ではワインの一大イベントとして盛り上がる「ボジョレー・ヌーヴォー」ですが、それは世界でも共通なのでしょうか?
実はボジョレー・ヌーヴォーの輸出先として長年首位をキープしているのは日本なんです。
なんと生産されるボジョレー・ヌーヴォーの半分以上は日本向けに出荷されています。つまり、日本は最もボジョレーの人気が高い国であると言えるのです。
では、なぜ日本でそれほどに人気が出たのでしょうか。それは、日本が日付変更線に近い国で、本場フランスより約8時間早くボジョレーが飲めるということが影響しています。
「最も早くボジョレーが飲める!」というようなキャッチコピーが初物好きの日本人にうけ、バブルまっただ中の日本で大ヒット。普段ワインを飲まない人でも、年に一度はボジョレー・ヌーヴォーを飲む、そんな季節の風物詩的なアイテムとなりました。
現在、ボジョレー・ヌーヴォーの日本への出荷量はピーク時の半分くらいになっていますが、ワインにそれほど力を入れていなくても “ボジョレー・ヌーヴォーだけは仕入れる” というお店もあり、まだまだ秋の風物詩としての役割は健在と言えると思います。
へ〜!ボジョレー・ヌーヴォーの輸出先は日本がトップなんですね!初めて知りました。
そうなんです。一時期に比べるとだいぶん人気は落ち着いた感じもありますが、それでも「飲食店にとってあまり目立ったイベントのない11月」には、ボジョレー・ヌーヴォーは欠かせない存在です。
最近では、“ボジョパ”(ボジョレー・パーティー)という言葉を使って、若者たちに気軽に飲んでもらおう、なんていう試みもありますね。
「ボジョレー・プリムール」とは!?
ボジョレー・ヌーヴォーと、ほとんど同じ意味を持つワインに「ボジョレー・プリムール(Beaujolais primeur)」というものがあります。
「プリムール(primeur)」と表記されているものを見かけることも少しずつ増えてきたので、こちらも簡単に説明させてください。
プリムールとはフランス語で「初めての」「一番目の」という意味で、ワインの用語としては
- 「(ワインの)先物取引」
- 「ヌーヴォー(新酒)」
という、2つの意味で使われます。
前者の「プリムール」とは、ボルドー地方で採用されているワインの販売システムで、瓶詰め前の熟成中のワインを予約購入できる先物取引のことを指します。一方、ボジョレー地区のワインの場合は、後者のヌーヴォー(新酒)という意味で使われることがほとんどです。
つまり「ボジョレー・プリムール」は、ボジョレー・ヌーヴォーと同義ということになります。
ちなみに実際に販売されているワインの中には、ボジョレー“ヴィラージュ”ヌーヴォーというように、「ヴィラージュ」と表記されているものもあります。
これは、ヴィラージュという名称の使用が許可される特別な地域のぶどうを使っていることを意味します。「ワンランク上の限定ワイン」という風に捉えて頂くと良いでしょう。
おすすめのペアリング
ボジョレーの詳しい解説ありがとうございました!ボジョレーに合うおすすめのペアリングも教えてもらって良いですか?
もちろんです!
ボジョレー・ヌーヴォーは、比較的軽やかで、フレッシュな酸味を持つものが多いので、「濃すぎない」「ほどよい酸味がある」食事と相性が良い傾向にあります。
和食で言うと、
- 豚しゃぶの梅肉ソース和え
- 鶏肉とまいたけのポン酢炒め
- さつまいもの醤油煮(しあげにバルサミコ酢を)
などがおすすめです。
また洋食なら、
- 生ハム+ドライフルーツ
- トマトソースのパスタ
- ヴィネガーソースのグリルチキン
あたりはぴったりの相性だと思います。
意外なところでは、「焼き鯖寿司」のように「香ばしく焼いた青魚+しょうゆ」という組み合わせも、ボジョレー・ヌーヴォーの持つフレッシュな果実味とうまくマッチすると思います。
ぜひ、お試しくださいね!
ボジョレー・ヌーヴォー以外のヨーロッパの新酒
まずは、ヨーロッパの新酒から。
フランス(ボジョレーを除く)
フランスではボジョレー以外にも、新酒を生産している地域が各地にあり、それぞれの新酒はきっちりとしたルールのもとでつくられています。
日本でボジョレー以外で手に入るフランスの新酒としては、マコンを中心とした地区「マコネ」のシャルドネを使ったヌーヴォーが有名です。
このように生産地域やぶどう品種などの細かい決まりがあるのは、ヌーヴォーに限らずフランスのワインの特徴とも言えます。細かいルールがあるおかげで産地の特性や品質が保たれ、またヴィンテージごとの比較も行いやすくなります。
イタリア:「ノヴェッロ(Novello)」
ハロウィンの前日、10月30日に解禁を迎えるのはイタリアの「ノヴェッロ」。
このイタリアの新酒のユニークな所は、ざっくりとしたルールがあるだけで、産地やぶどう品種に関する制約がないことです(最低限の決まりは、マセラシオン・カルボニック製法のワインを40%以上含めることなど)。つまり、フランスのヌーヴォーと違い、ノヴェッロは、地域や品種の多様性を楽しむことのできる自由度の高い新酒と言えます。
ノヴェッロは、ハロウィンの前日に解禁されるんですね!
そうなんです。おうちでハロウィンパーティーをする時に、新酒があると気分も上がってきそうですね。
ちなみに地元の人たちがこのノヴェッロに合わせるおつまみは、焼き栗が定番なんですよ!
またイタリアでは、同じ「ノヴェッロ」でも今年収穫されたばかりの初摘みオリーブでつくられた「エクストラ・ヴァージン・オイル」を指す場合もあります。10月下旬頃から販売されるこのオリーブオイルのヌーヴォーは、日本でも人気が出てきています。
オーストリア:「ホイリゲ(Heuriger)」
オーストリアで名物の新酒は「ホイリゲ」。「聖マーティンの日」で収穫祭が行われる11月11日に解禁され、その日から1年未満はホイリゲとして販売できることとなっています。
ホイリゲはワイングラスではなく、豪快にジョッキやコップで飲むのが定番のスタイル。
「ホイリゲ」には“(ワインの)新酒”という意味と“ワイン居酒屋”という2つの意味があります。もともとは、農家が自家製の新酒をおつまみといっしょに出していていたことから、転じて「ホイリゲ(新酒)を出す場所」=「ホイリゲ(居酒屋)」となりました。
現代のホイリゲ(居酒屋)では、自家製ワインと共に「シュランメル」というバイオリンやアコーディオンなどで演奏されるウィーンの伝統音楽を楽しむことができるお店もあります。
ジョッキでワインを飲むというのも、驚きです!気取らずわいわい新酒が飲めるって良いですね♪
このホイリゲ(新酒)ができあがると、日本酒の酒蔵が杉玉を吊すように、店の軒先に、モミの木などの小さな枝を束ねたものが吊されるんですよ。
このモミの木が、新酒ができた合図。
その他の新酒
ドイツ:「デア・ノイエ(Der neue)」
ドイツの新酒の解禁日は11月1日。赤、白、ロゼなどがありますが、主流は白ワインです。
その多くは、収穫の時期が早く訪れる「ミュラー・トゥルガウ」からつくられるワイン。味わいも、辛口〜やや甘口まで様々です。
スペイン:「ビノ・ヌエボ(vino nuevo)」
オーストリアと同じく「聖マーティンの日」である11月11日に解禁されます。
ワインはテンプラニーニョからつくられる赤ワインが主流です。この解禁日にあわせて、国内の各地でお祭りなどが開催されます。
日本の新酒「山梨ヌーボー」
実は、日本にもヌーヴォーと呼ばれるワインがあるんですよ。
その代表は、「山梨ヌーボー」です。
山梨ヌーボーとは、山梨県内のワイン醸造業者でつくる組合「山梨県ワイン酒造組合」が同県と定めた新酒です。山梨県内で収穫、醸造された甲州とマスカット・ベーリーAの新酒ワインのみが「山梨ヌーボー」と呼ばれ、11月3日に自主解禁日が設けられています。
ちなみに「山梨ヌーボー」ではありませんが、山梨の「ドメーヌQ」がつくる「ヌーヌーボー」というちょっと変わり種の新酒もあります。
これは「青デラ」と呼ばれる「まだ完熟していないデラウエア」を、初夏に収穫し、7月末頃にはリリースするという期間限定のワインです。
はつらつとした酸味と、フルーティーな味わいはとっても爽やかですよ。「ヌーヌーボー」、僕も大好きです!
▶「デラウェア ヌーヌーボー」ドメーヌQ(予約・購入)ページ
世界でいち早く飲める新酒「ニュージーランド・ヌーヴォー」!
秋の新酒の解禁日が待ちきれない!という人には、「ニュージーランド・ヌーヴォー」がおすすめです。
本来、ぶどうを収穫してから、ワインになるまではある程度時間がかかります。ですから、北半球でつくったワインを北半球でその年に飲むためには、特別な「早仕込み」の製法が必要になります。
でも、南半球でつくったワインを北半球で飲むのなら、北と南の季節差を利用して、通常の製法でその年のぶどうのワインが飲める、というわけです。
南半球に位置するNZでは2〜4月にぶどうの収穫のピークを迎えます。解禁日などの特別なルールはないものの、毎年夏になるといくつかのワイナリーがヌーヴォー用の商品の販売をスタートします。
ヌーヴォーとして売り出されるものは、主にNZの代表的な品種であるソーヴィニヨン・ブランです。その他にも、赤ワインの代表品種であるピノ・ノワールでヌーヴォーをつくる生産者もいます。
ソーヴィニヨン・ブランはもともと、パッションフルーツやトロピカルフルーツなどの弾けるような果実味と、清涼感たっぷりでシャープな酸が特徴です。
その「ヌーヴォー」は、果実のみずみずしさがあって、さらっとした味わいのものが多く、夏のアウトドアにぴったりです。
夏に似合うヌーヴォーっていいですね!
ピクニックやキャンプに持って行きたいなー♪
もっと詳しく「ニュージーランド・ヌーヴォー」について知りたいという方は下記の記事をご覧下さい。
▶2022年ニュージーランド・ヌーヴォー販売開始!最新情報をお届け
日本で手に入るニュージーランド・ヌーヴォーは、「ヴィラマリア」や「シレーニ」があります(※2022年時)
※今年のヌーヴォーについては、わかり次第記事を更新します。以下に掲載のワインの情報は、2022年のヌーヴォーについてです。
ヴィラマリア(Villa Maria)
国内外から高い評価を受け、日本でも親しまれている「ヴィラマリア」。
ヌーヴォーとして販売されるのは、ソーヴィニヨン・ブラン一種です。
毎年安定の美味しさをつくるヴィラマリア。シーズンのはじまりに収穫されたぶどうでつくられるのが、このヌーヴォーです。
マールボロ特有の、弾けるような柑橘と熱帯フルーツの香りがたまりません!
▶【ボクモワイン】ヴィラマリア プライベートビン ソーヴィニヨン・ブラン 2022販売ページ
※2022年のヌーヴォーは販売終了しました。
シレーニ エステート(Sileni Estates)
日本に輸入されるNZワインの中で上位の輸入量を誇る「シレーニ」。
シレーニから販売されるヌーヴォーは、ソーヴィニヨン・ブラン、ピノ・ノワールの2種類です。
エノテカの店頭で見ることも多いシレーニ。ヌーヴォーは期間限定販売の商品なので、見つけたらぜひ手に取ってみてください。
白も赤も軽やかで、スイスイ進みますよ。
今年はボジョレーだけでなく、世界の新酒を楽しもう!
今回は「ボジョレー・ヌーヴォー」と、世界の新酒についてお伝えしました。
今年もなかなか気軽に海外に行ける状況ではありませんが、そんな時に世界のワインがあれば、そのワインの背景に思いを馳せて、ちょっぴり旅行気分を味わえるかもしれません。
また、収穫されたばかりのぶどうからつくられた新酒は、軽やかな味わいで、家庭料理との相性もよいものばかり。この時期のおうち時間を楽しくするためのアイテムのひとつとして、「世界の新酒」を取り入れてみてはいかがでしょうか。