ソーゾー・ニュージー#3

ソムリエブログ

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ソーゾー・ニュージー#2

 

ネーピアの町をあとにした僕は、国道2号線を南下すること3時間、北島のいちばん南のエリア、ワイララパへ。

羊が放牧された牧場、小川に架かる橋。車窓から見えるこの繰り返す景色をいくつか経ると、整然と植えられたぶどうの列が見えてくる。

それは、ホークス・ベイで見たような「一面のぶどう畑」という景色ではなく、どの畑も区画は小さい。

そうだ。

たどり着いたのは、小規模なワイナリーがぽつぽつと点在するエリア、マーティンボロだ。

ここは、ニュージーランドの中で「最もフランスのブルゴーニュ地方に気候が似ている」といわれる場所。

本場ブルゴーニュの名産といえば、飲めば天にも昇るような芸術的な赤ワイン、ピノ・ノワールだ。

ここマーティンボロも、ブルゴーニュの弟に名乗りを上げてもなんら文句のない、高い品質のピノが売りの産地である。

ラベルにMartinboroughの表記があるだけで、僕の心は躍る。そう、僕は無類のピノ好きなのだ。

日本で散々僕の心を躍らせてきた、マーティンボロのピノ。いったいどんな畑から生まれ、どんなワイナリーであの魅惑の液体へと変身するのか。

とくとこの目に焼き付けようではないか。

と、その前にやるべきことは、まず腹ごしらえだ。マーティンボロはかなり小さな田舎町なので、レストランを探すなら近隣のマスタートンがいい。

トリップアドバイザーで調べてみると、ザ・ファリアーズというレストランがよさげだ。

窯焼きのピザが人気らしい。それから中東のスパイス、デュッカをまぶしたラムのスペアリブもうまそうだ。

ボクモでもシェフがオリジナルのデュッカを調合して、お肉メニューに添えたりしている。この店のやり方がどうなのか、参考になるかもな。

宿泊先は、ちょっと節約してモーテルでいいだろう。

ニュージーランドでは、宿の横に車をつけるモーテルがポピュラーだ。キッチンがついているから、簡単な料理が出来るのもいい。

その前に、スーパーに寄って、今晩飲むワイン(明日廻るワイナリーのものがいいな)と、翌朝用のパンとサラダとベーコンを調達だ。

このスーパーがいいんだよね。だいたい棚の2列くらいはずらーっとワインが並んでいるんだもん。

NZのスーパー

キワーノ

キワーノみたいなNZにしかない果物や、ウィッタカーズみたいな現地で人気のチョコレートもいっぱいあって、あっという間に時間が経ってしまう。

よし、日本へのお土産もここで買っておくとしよう。

さあ、明日はいよいよNZ屈指のピノ・ノワールが生み出される現場へいくぞ。

目指すは、アタランギ、パリサー・エステート、ドライリヴァー。どんな畑で、どんな醸造施設かな。楽しみだ!

(写真は前回の渡航のときのもの。あとはすべて想像です)

この記事の筆者

岩須
岩須 直紀
ニュージーランドワインが好きすぎるソムリエ。ラジオの原稿執筆業(ニッポン放送、bayfm、NACK5)。栄5「ボクモ」を経営。毎月第4水曜はジュンク堂名古屋栄店でワイン講師(コロナでお休み中)。好きな音楽はRADWIMPSと民族音楽。最近紅茶が体にあってきた。一般社団法人日本ソムリエ協会 認定ソムリエ。