世界的雑誌「リーダーズ・ダイジェスト」のNZ出版社が行っている、ニュージーランド人が信頼するブランドの調査で、「最も信頼のおけるブランド」として「ウィッタカーズ(Whittaker’s)」が選ばれました。なんと12年連続の快挙です!
人気チョコレートメーカー「ウィッタカーズ」
ウィッタカーズは、イギリスからの移民であるジェームス・ウィッタカーが、1896年にクライストチャーチで創業した菓子メーカー。
NZに移住する前ジェームス・ウィッティカーは、イギリスのチョコレートメーカー、キャドバリー社で営業として勤めていました。NZ移住後間もない頃は、自宅でチョコレートを作り、馬車に積んで販売していたそうです。そして会社設立から15年後にウエリントンに移転し、そこに息子二人も会社に加わりました。ウィッタカーズは創業から現在に至るまで、家族経営が行われています。
1969年には事業拡大のため首都郊外のPorirua(ポリルア)に移転し、今もそこで「bean-to-bar(ビーン・トゥ・バー)」スタイルでチョコレートを作り続けています。bean-to-barとはカカオ豆(Bean)から板チョコなどのチョコレート(Bar)が出来上がるまでのすべてを自社で徹底管理し、製造することです。
1950年代からレシピが変わっていないピーナッツがぎっしり詰まった「ピーナッツスラブ」は、ウィッタカーズの主力商品。そんな昔ながらの商品を守りつつも、高級ラインや他のメーカーとのコラボ商品など、新商品を次々に世に送り出しています。
こちらはニュージーランドを代表するクッキーメーカーの「グリフィンズ」とコラボしたチョコレートです。
ブランド調査とは
今回24回目となったブランド調査は、独立した調査機関であるCatalyst Consultancy & Researchによって、1700人のニュージーランド人を対象に行われました。ブランドは、71カテゴリに細かく分けられています。
ニュージーランド国産のブランドだけではなく、全世界のブランドが対象なので、車やタイヤのカテゴリーには、トヨタ、ブリヂストンといった日本の会社が選ばれています。
ちなみにワインカテゴリーで選ばれたのは「オイスター・ベイ」でした。惜しくも選ばれませんでしたが、ボクモワインで取り扱いのあるVilla Mariaも、候補として紹介されていました。
カテゴリごとで選ばれたブランドと候補に上がったブランド一覧はこちら
▶︎2023 TRUSTED BRANDS NEW ZEALAND
ニュージーランドを象徴するブランドに
今回ウィッタカーズは、自身の業種カテゴリである菓子部門だけでなく「最も信頼できるブランド」及び「最も信頼できるニュージーランドのブランド」でも1番に選ばれました。
専門家によるとウィッタカーズが愛される理由は
チョコレートを愛する地域社会の人々との繋がりを大切にし、顧客の声やアイディアをよく事業戦略に反映している。
ということ。
現在、ウィッタカーズで生産されている商品の3割が世界に輸出されています。日本でも、輸入雑貨店やネットショップで売られていますので、見つけたらぜひ食べてみてくださいね。クリーミーでありながらくどくなく、日本のチョコレートを食べ慣れている私達でも美味しくいただけると思います。
ボクモワインでは、チョコレートに合うワインのご提案もしています! こちらもぜひ参考にしてみてください。