ワインづくしの旅へ。INVIVOがワインエアラインを就航!

石黒さんニュース

ソーヴィニヨン・ブラン、ロゼ、ピノ・ノワールなどで数々の国際的な賞を受賞している、ボクモワインでも人気のワイナリー、Invivo(インヴィーヴォ)

Sex and the cityで日本でも人気になった俳優のサラ・ジェシカ・パーカーとコラボをしたこちらのソーヴィニヨン・ブランは、ボクモワインでも売上トップの常連です。

インヴィーヴォ X サラ・ジェシカ・パーカー ソーヴィニヨン・ブラン 2022

そんなインヴィーヴォが、世界初となるワイナリーエアライン“Invivo Air(インヴィーヴォエア)”を立ち上げ、1月31日にオークランドからクイーンズタウンへのフライトを就航しました。

ワイナリーがエアライン?一体どういうことなのでしょうか。この初フライトに参加することができたラッキーな人たちの様子と共に、詳しくお伝えします。

Invivo Airとは

インヴィーヴォは昨年、ワインラバーズのために、ユニークな体験ができる「インヴィーヴォ・エア」の立ち上げを発表しました。

そのフライトでは、インヴィーヴォ共同創立者、Tim Lightbourne(ティム・ライトボーン)とRob Cameron(ロブ・キャメロン)と共に、飛行機でのワインの試飲を楽しみながらオークランドからクイーンズタウンまで向かいます。

クイーンズタウン到着後は、インヴィーヴォのワイナリーを訪問し、ディナーを楽しみ、高級ホテルに宿泊します。そして、翌日の朝食後、オークランドに戻るという1泊2日の旅。そう、このプランは旅の間ずっと、インヴィーヴォのワインを楽しめるというものなのです。

共同創立者の1人ロブ・キャメロンは、

インヴィーヴォ・エアは世界で初めてのワイナリーのエアラインです。私たちはワインを愛する人たちを、高度18,000フィートの空と、地上両方のワイナリーでの究極の体験にお連れできることを楽しみにしています。

とコメント。

この特別なフライトは1人1149ニュージーランドドル(日本円で約10万円)で、30人限定で販売。チケットは早々に売り切れたそうです。

ワインフライトの詳細は?

気になるインヴィーヴォ・エアの初フライトの内容を、ニュージーランドの大手新聞NZ Heraldの記事からみてみましょう・・・!

 

お昼ごろオークランド空港で飛行機に乗り込んだ乗客は、インヴィーヴォとアイルランド出身の人気俳優でプレゼンター、Graham Nortonとのコラボスパークリングワインとともに席の案内を受けます。各自の席にはロゴ入りのトートバッグに詰められたたくさんのお土産も!

そしてインヴィーヴォ創立者キャメロン氏が自ら機内安全の注意事項を伝え、飛行機は離陸。ここから約27時間、すべてワインのために計画された旅が始まります。

離陸後、まずはローストされた野菜のラップとカボチャのサラダのランチが提供され、4種類のワインテイスティングがスタート。

最初の2杯は最近ボクモでも提供が始まった2022年のサラ・ジェシカ・パーカーコラボのソーヴィニヨン・ブラン。そしてシャドルネが続きます。その後は受賞歴のある、これまたサラ・ジェシカ・パーカーコラボのロゼ、そしてグラハム・ノートンとのコラボのマルベックで締めくくられました。

目的地、クイーンズ・タウンに到着後は、セントラル・オタゴにあるインヴォーヴォの一番古いワイナリーを訪問。ピノ・ノワールと美味しいおつまみとともに、ワイナリーについてみっちり講義を受けます。

ワイナリー訪問のあとには、クイーンズ・タウンを代表するレストランBotswana Butchery(ボツワナ・ブッチャリー)で、このツアーのために特別に用意されたビュッフェスタイルのディナーが、数えきれないほどのワインと共に振る舞われました。ディナーは遅くまで続き、深夜に近づくと、デザートとチーズの盛り合わせが提供されました。

その日の夜はクイーンズ・タウンの高級ホテル「ヒルトン」で宿泊し、翌朝はゆっくりと出発します。オークランドへの帰りのフライトの中でも、ワイン・テイスティングができたようですが、さすがに「ワイン飲みすぎた」とパスする人も...。しかし、中にはミモザやシャドルネを楽しむ人もいました。

次回のフライトは?

インヴィーヴォ創業者であるライトボーン氏によると、このワインのフライトは、コロナによるロックダウンの解除を祝い、コロナ禍で落ち込んだ観光業を盛り上げたいという思いからはじまったとのことです。 

飛行機を借りて、ついでにこのことを世界中にお知らせしちゃおうと思ったんだ

とライトボーン氏。

このニュースは瞬く間に世界広がり、アメリカ大手CNNをはじめとする、世界の大手メディアから問い合わせがあったそうです。そして、このフライトへのチケットを手に入れるために数千人から申し込みがあったとのこと。

インヴィーヴォは今後、ニュージーランド国内便だけでなく、国際線も視野に入れているそう。インヴィーヴォ・エアの公式サイト(invivoair.com)で、メールアドレスを登録しておくと次のフライトの情報がもらえるそうです。

この記事の筆者

石黒
石黒 沙弥
高校・大学時代を過ごしたNZを故郷と愛する。購入するワインは100%NZで、常備しているのはSILENIのソーヴィニヨン・ブラン。マーマイト大好き。歴代彼氏の半分以上がKiwi。
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