元旦に立てた一年の計のうちのひとつ、「トレーニング」をいよいよ実行しはじめました。
どうも、基礎代謝・落ち太郎(47歳)です。
代謝が遅いと、病気や怪我の治りも遅い。
ようやく体調は戻りつつありますが、本調子になるまではまだ少し時間がかかりそうです。
いやはや、この年で「健康じゃないと、ワインが美味しくない」という当たり前の事実にようやく気づきました。
そして元旦の自分との約束を果たすために、1月最終週になったいま、ようやく重い腰を上げることにしました。
もっとも、「怠惰」という名の重い鉄球をぶら下げた腰は、そう簡単には上がりません。
しかし、いっしょに持ち上げてくれる力持ちの友人が現れたのです。
「うちのジムで新入社員の研修をやるんだけど、そのモニターとして通ってみない?」
お、腰が急に軽くなった!気がする!
モニターという楽しげな響き。ちょっと非日常体験が出来そうな期待感で、上げた腰から鉄球がごろりと落ちました。
さあ、やるぞ。ジム通い開始だ。2023年、自分との約束が守れるぞ。鉄球なんか蹴ってやる。
そう思って、押し入れにしまってあるトレーニングウエアをごそごそ。
しかし、奥から出てきたのはしわくちゃのアンダーアーマー。。。
「お前、この数年、俺に見向きもしなかっただろう」
そう言われた気がしました。
すみません、その通りです。
思い起こせば、過去にも運動をやる気になったことはあったのです。これじゃいかんと鉄球をぶん投げて、ジムに通った自分が過去にもいたのです。2回も。しかしあえなく2回とも挫折。
1度目は自宅の近く、2度目は職場の近くのジムに通いました。通いやすい立地が大切だと思ったのです。しかし、それでも惨敗。
「ろくに通わないのに会費だけ払い続ける」というジムにとっての上得意さんの期間を経て、2度とも退会したのでした。
なぜだ。なぜ続かない。
続かなかった理由に向き合わないと、次もきっと続かないでしょう。
でも、都合の悪いことはすぐに忘れるタチなので、理由が思い出せず・・・
そうだ、こういうときは検索だ。
「ジム 退会理由」
過去の自分の退会理由を知るためにGoogleを頼るとは、わけがわからない行為だと思われるかもしれません。
しかし、僕は、自分がとても一般的な人間であるという自負があります。だから、Googleが出す一般的な答えの中に僕にとっての答えがあるのです、たぶん。
と、エンターキー。
「ジムの退会理由の上位は「時間がなかった」が43%、「飽きてしまった」が28%」
ああ、そうでした。やはりGoogleの範疇にいる没個性なわたくし。まさにこれが理由でした。
過去の自分が、仕事が忙しいのを言い訳にしたことは間違いない。
そして、最初だけ、わーいこの器具初めて見る!マシーン楽しいな。プール嬉しいな、と新鮮味で通えていたけれど、すぐに慣れてくる。
マシーンとプールだけでは、徐々に重くなる腰に結わえた鉄球に勝てませんでした。そして幽霊会員へ一直線。ああもったいない。
今回は轍を踏まないようにせねばなりません。
仕事をしているのだから、忙しいのは当たり前。その中でもルーティーンに入れるには、終わったときに必ず次回の予約をする。そして這ってでも行く。そうすればいいはず。
事実、美容院をこのやり方に変えてから、ちゃんと月に1回行けるようになりました。そうだ、僕の場合は「人との約束をつくる」に限るのだ。
では、飽きないようなモチベーション維持は、どうしたらいいか。
今回はこれまでと違ってパーソナルトレーニングで、設備の新鮮さは最初からありません。ならば、まずは行って、素直に「モチベーションを維持したいです」といえば良いかな。よーし。これで鉄球対策はいいだろう。三度目の正直だ。
そして、予約の当日。アンダーにアイロンで伸ばしたアーマーを着込み、いざ出陣。
結果は・・・
「通えそう!」
担当してくださった新人さんは柔道黒帯女子。ハキハキしていて気持ちよい。
トレーニングの前のカウンセリングをしっかりやってもらい、そこで何かご要望はありますか?と聞かれて、すかさず言いました。
「褒めに弱いおじさんなので、できれば褒めてください!」
黒帯さんは、僕のぷるんぷるんの二の腕を見てふふふと笑い、モチベーションが下がらないように無理なく通えるプランを考えますね、と言ってくれました。
そうこなくっちゃ。
いざレッスンが始まると、
「いいよ!できてる!初回でここまでの人はいない!よくできた!」
しっかりとタメ口で褒めてくれました。
それ、おじさん嬉しい。
きっと頑張れるぞ。
おだて・のり太郎(47歳)、ジム通い続きそうです。またレポートします。
健康になって、美酒を飲もうぞ。
ちなみに通いはじめたのはこちら
▶パーソナルトレーニング&ピラティススタジオ nano(ナノ)