クリスマスの時期になると、いつも思い出すことがあります。
娘がまだ小学生だった頃。
クリスマスイブの夜、寝る前に娘は手紙を書きます。
「サンタさんへ プレゼントありがとう」
もらえる前提のありがとうはどうかとも思いましたが、まあ可愛いもんです。
次の年のイブ、また今年も手紙があるかなと思って、深夜、店から帰って娘の枕元を見てみると、
「サンタさんへ プレゼントありがとう サインください」となっていました。
サインくださいって。
ヤマトか!佐川か!
ご丁寧に四角で囲ったサインの欄が設けられています。
困ったなと思いつつ、それらしいふわっとしたサインを書いておきました。
翌年。
「サンタさんへ メッセージを以下に書いてください」
ハードルあがっとるやないかい!
年末の飲食店はかき入れ時で、体力もっていかれているのよ。くたくたで帰ってきて、もう寝たいのよ。
でもなあ、やっぱりここは夢にお付き合いするべきだよなあ。サンタの国のフィンランド語で書いた方がいいよなあ。
そういや大学時代の指導教官がフィンランド語の専門だった。あのときにちょっと習ったはずだけど1ミリも覚えていないや、などと思いつつ、結局、Google翻訳さんに助けてもらい「メリークリスマス」をなんと読むかわからないフィンランド語(らしき文字)で書いておきました。
さらにその翌年。
12月に娘とふたりで映画を見に行って、その帰りにショッピングモールで買い物をしました。
モール内はきらびやかなクリスマスの飾り付けで、どの店もクリスマスセールをやっています。
ふらっと雑貨屋さんに入り、いろんなのものが売ってるね、なんて話していたその時。
「ねえねえ、サンタさん、これ買って。」
・・・え。
そういうカミングアウトのやり方なのね。
いつ頃、どんな形でファンタジーの結論にたどり着いたのかはわかりません。
が、去年までの深夜のフィンランド語の努力は、いったいなんだったのか。もしかして、すでに去年あたりから娘は「お父ちゃん、困るだろうな、なんて書くかな」とか思っていたのか。
まあいい。こういうのも成長の証だ。と思うことにしよう。
結局、そのとき雑貨屋さんで何を買ったかは、今となっては覚えていませんが、「ねえねえ、サンタさん」としれっと聞いてくるあの大人っぽいトーンは、鮮明に覚えています。
もしかして将来、旦那の浮気の証拠をつきとめて、「ねえねえ、浮気男さん」としれっと離婚届を出すような女に、、、いや、さすがに考えすぎか。
とにもかくにも、僕にとってクリスマスといえば、恋人とのディナーでも、イルミネーションでも、ケーキでもなく、あの小学校6年の娘の言葉がナンバーワンの思い出となってます。
そんな我が家の娘も今年は受験生。いよいよ共通テストまであとわずか。追い込みの時期です。
「ねえねえ、サンタさん」とはもう言われなくなったけど、今年は勉強がはかどるような何かを用意しておこうかな。チョコレートくらいでいいかな。
あ、そうだ。フィンランド語のメッセージカードをつけたらどうだろう。ニヤっとしてくれたら嬉しいんだけれど。
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年末年始は、ワインが必要でしょう!
来客用、お持たせ用、お祝い用。いろいろ重宝するのがワインです。それが美味しさ折り紙付きのニュージーランドワインだったらきっといい感じ。