ボクモのスタッフを募集します

ソムリエブログ店を長くやっている方から、「店は生き物だ」と聞いたことがあります。

最近、それがちょっとわかります。

生き物は、食べものを体に入れ、体内でエネルギーをつくる。

店は、外からものが運ばれて、そのものを使って中の人がサービスをつくり、そのサービスをめがけてお客さんが集まる。

例えばボクモなら、「食材とワイン」を「ボクモという体」に入れることで「楽しいひとときの食事」に変わる。それが「お客さんにとっての価値」になる。その価値は、「僕らが生きるエネルギー」になる。

そんなことなのかな、と。

その中でも特に大切なのは、ボクモという体の健康状態です。ここが良くないと、いくら良い食材を入れても、うまいことエネルギーに変わらない。

今は、おかげさまで良い状態です。シェフ、スタッフのみんな、とても前向きに、それぞれの部門でボクモを支えてくれています。

人気や売り上げでは他の店には負けるかも知れない。でも、店の健康状態は、なんとかこれからも誇れるようにしたいなと思っています。

そこで!

14年目のボクモ、久しぶりにアルバイトスタッフを募集します。いっしょに、このボクモという環境で楽しくやれそうな方、来ていただきたいです。

「お客さんにとっての価値を作るなんて、そんな難しいこと、できないよ」という方もいらっしゃるかもしれません。

大丈夫です。

ボクモって、仕事を覚えれば、ちゃんと価値が出るような仕組みに、すでになっています。

その仕組みは、僕とシェフが考え、歴代の優秀なスタッフたちが一生懸命練り上げてきたものです。

手前味噌ですが、13年も練られたので、なかなか完成度の高いものになっていると思います(歴代スタッフの活躍っぷり、すごい)。なので、まずは入って、それを覚えればよいのです。

そのあとは、あなたの個性がボクモの血となり肉となります。そして、気づいた頃には、また新たなボクモの仕組みが出来上がっているのです。

少しでもボクモに興味がある方、連絡ください。まずは話しましょう。

また「この人はボクモに合いそうだな」と思い当たる人がいたら、ぜひご紹介ください。

 

こうやって募集をかけるとき。僕の頭には決まって歴代のアルバイトスタッフの顔が浮かびます。

良い機会なのでちょっと振り返ってみようかな。

 

MSちゃん

お客さんの懐に入る天才。彼女がすすめるメニューは全部出る。常連さんと仲良くなって、休日みんなでわいわいと楽しい会をやっちゃう。彼女に会いにボクモに来るというパターンが激増。名古屋を離れた今も、彼女が名古屋に戻ってくる日は、ボクモが賑やかに。

 

SSちゃん

どう思う?と聞くと、必ずストレートに自分の意見をくれる。計算が速すぎるリケジョ。忙しい大学&大学院生活を縫ってボクモに足かけ5年間。最初は人見知りだったけど、最後は人情味たっぷりに。周年パーティーではピアノを担当。常連さんにも可愛がられた。ワインに対する好奇心もすごかった。

 

YKくん

SSちゃんの大学の後輩。イケメンピアノ男子。愛嬌と要領が完璧。皿洗いもグラス拭きも全部はやい。ピアノもうまい。まかないは2倍食べる。某企業で武者修行中の今もふらっとボクモのカウンターにやってくる。たぶん将来大物になる。

 

YSちゃん 

高校3年生の春休みに制服で面接に来て、岩須びっくり。結局、大学4年間がんばってくれた。とにかく頭の回転が速い。忙しいときには岩須を上手に使えば回ると判断し、僕にもいろいろ指示してくれた(お前がぼーっとしているからだ)。

 

YIちゃん

ガッツと愛嬌がある愛されキャラ。急に英語を勉強しだしたと思ったら、単身ニュージーランドへ旅に出たりする行動派。他の仕事で忙しいときも車で駆けつけてくれたりして、とても助かった。たまに彼氏とデートで来てくれる。

 

HMくん

おっとり大学生。素直でお酒が好き。こちらの親心を引きだしてくれる。10周年のクアトロでのパーティーに手伝いに来てくれた。おーい、あの時のお礼、まだできてないぞ。就職先ではうまくやってるか。またその愛くるしい顔見せてくれよ。

 

KEさん

Wワークで働きに来てくれた僕より年上のお姉さん。いつもニコニコ。持ち前の洞察力で、俯瞰して店を見てくれていた。ああ、こういうOLさんたちがボクモのターゲット層なんだと認識。だいぶ前に名古屋を離れたが、ボクモワインの通販を使ってくれて、とても嬉しい。

 

IYさん

新婚の超オシャレさん。この店が好きなので、何か協力できることがあれば、と繁忙期に手伝ってくれた。ワインが好き、仲間とのお喋りが好き。誰にでも好かれるってこういう人なんだろうな。きっと結婚生活もうまくいってることでしょう。

 

・・・ちょっとキリがなくなってきました。まだあと10人以上いて、もっとじっくり書きたい人もいますが、続きは次の機会に譲るとします。

みんなが繋いでくれたバトンが今のスタッフに受け継がれて、ボクモが存在できている。書いていて、改めて、ありがたさがこみ上げてきました。

みんなみんな、ありがとね。

 

あ、そうそう。

ボクモで働いてくれたこれまでのスタッフの声で、たぶん最も多いのが「まかないが美味しい」です。シェフはいつも腕によりをかけて作ってくれます。ありがたい。

新メニューもいち早く食べられますし、もちろんワインもいっぱい学べます。ソムリエ、エキスパートに挑戦したい方、サポートします。

12月〜、あるいは1月から入ることができる方、ぜひご応募ください。2人ほど採用したいと思っています。

詳細は下記までお問い合わせください。

電話 052-253-6950
(ボクモの営業時間にお願いします)
メール iwasu@bokumo.jp

 

 

この記事の筆者

岩須
岩須 直紀
ニュージーランドワインが好きすぎるソムリエ。
ニュージーランドワインと多国籍料理の店「ボクモ」(名古屋市中区)を経営。ラジオの原稿書きの仕事はかれこれ29年。好きな音楽はRADWIMPSと民族音楽。

一般社団法人日本ソムリエ協会 認定ソムリエ

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ボクモワイン代表 岩須直紀

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