
NZのワイナリー数はおよそ700。
NZの人口は508万人。約7000人に対して1軒ワイナリーがある計算になります。
対する日本のワイナリーの数は、2019年の統計で331。
日本の人口は1.258億人。38万人に対して1軒ワイナリーがある計算です。
日本におけるコインランドリーの数と、NZのワイナリーの数が、人口比率で言うとざっくり同じくらいになるのかな。
そう思うと、まだまだワイナリーって、日本人にとって馴染みが薄い存在かもしれません。
でも、ワイナリーって、行けば楽しい!のです!
久々に行って、やっぱり楽しいな、と思いました。
昨日、地元愛知の小牧ワイナリーで開催された「春の葡萄酒まつり」に行ってきました。
この小牧ワイナリーの特徴は、「美味しいワインづくり」と「障害者の就労支援」の両立を目指していることです。
もともと名古屋を本拠地に障害者の就労支援を行っていた「AJU自立の家」が、愛知県や小牧市の協力を得て、2015年に設立したのが小牧ワイナリー。障害を持つ方々が、ぶどうの栽培やワインの製造、そして販売に関わっています。
醸造長の白井さんは、「ここでの作業経験を生かして、他の施設でも働けるような道筋をつくっていきたい」と言います。
ちなみに小牧は僕の出身地。地元中の地元のワイナリーということで、勝手に親近感を抱き、ちょくちょくお邪魔していました。
コロナ前には、バスツアーを組んでボクモのお客さんといっしょに見学に訪れたり、白井さんをボクモに招いてワインのテイスティングイベントを開催したり。
今回の春の葡萄酒まつりも、白井さんがボクモまでわざわざチラシを持って来てくださって知りました。白井さん、マメな方です。ありがたい。
当日は、3年ぶりの開催とあって、開催を待っていた地元の方やワインファン、小牧ワイナリーを応援する人たちで賑わっていました。晴天に恵まれて良かった!
キッチンカーでピザや牛串などを買って、小牧ワイナリー産のワインとあわせたのですが、どれも美味しかったです。
「小牧城信長ワイン」の白は「ローズシオタ」をメイン品種とするややドライなワイン。
ほんのりマスカットのような風味があります。酸味がしっかりあって食事にあわせやすいワインです。
ナナホシテントウからその名をつけた「ななつぼし」シリーズの赤は、「マスカットベーリーA」らしい明るい色合いで、チャーミングなキャンディー香がいい感じ。
飲み口はすっきりドライでお肉とも好相性でした。
設立から7年。久々に小牧ワイナリーのワインを飲みましたが、ワインの出来がぐんぐん良くなっていると思いました。
以前、山梨のワイナリーの方から「ぶどうの樹齢が10年を超えたら急に美味しくなった」と聞いたことがあります。
もしそれが当てはまるなら、3年後の小牧ワイナリー、またワンランク上の美味しさになっているかもしれません。
今回、この葡萄酒まつりに参加して、ワインづくりって、いい地場産業だなあと思いました。ワイナリーがあって、ボランティアスタッフさんがいて、地域の人が活動を支えるって、なかなか素敵なことだなあと。
やっぱり行ったら楽しい。生産現場で飲むのって格別です。
来年の今頃は、マスク無しで乾杯ができるといいなと思います。
そして来年こそは、NZのワイナリーで乾杯!したいぞ!