先週末、何度目かの営業再開をしました(飲食店のボクモの話ね)。
コロナ禍になってから、ストップ&ゴーを繰り返し、今回は、だいぶ長いストップのあとに、ようやくゴーできた感じです。
金曜日と土曜日。両方あわせて30人くらいの方に来ていただきました。
再開を待っていてくださった方がたくさんいたこと、ありがたく思います。外食って、まだ少しは需要があるんだな。それを実感して、すこし心が落ち着きました。
お客さんが来てくださったことも嬉しかったのですが、今回は、それともうひとつ、嬉しいの上乗せがありました。
それは、元スタッフからの気遣い。
昨年末、長野に引っ越したスタッフがいるのですが、その彼女が、金曜日の再開のタイミングにあわせて、地元のシャインマスカットを送ってくれたのでした。
届いたシャインマスカットを持った現スタッフのSちゃんが、「店長!これ、小さい犬くらいの重量感ありますよ!」と大はしゃぎ。ほんとにそれくらい重くてびっくりしました。
一粒食べたら、もうそれだけで完成されたスイーツのよう。ああ、贅沢。ちょい甘のリースリングと合わせたら、完璧でした。
ありがとう。お客さんにも食べていただき、みんなでいい時間を共有できました。
それから土曜日は、当時は大学生だった元バイトくんが、久しぶりに飲みに来てくれました。
「店長、僕再開するの待っていたんですよ。実は、報告があって。僕、結婚したんです!」だって。
しかも、奥さんのお腹には赤ちゃんがいると言うではないか。
いやあ、まかないでどんぶり2杯分のご飯を軽く平らげ、ボクモの周年パーティーではキーボードを弾いて黄色い声援をもらっていた、あのおぼこい男子が、お父さんか・・・。
ちょっとウルウルしてしまいました。
なんだか、二日連続で「飲食店、頑張りなさいよ」のエールをもらった気分です。
ただ、これまでのストップ明けのゴーの体験から、たぶん、これからしばらくの間、平日はヒマな日が多いと思います。
掃除と準備をやりながらまったりと待つんだろうな。外食ってやっぱり需要がないのかな、と落ち込むこともあるかもしれません。
そんなときこそ、腐らずに、繋がりを大事にする気持ちを忘れずにいなきゃ。また来てくださったお客さん、そして元スタッフのふたりとの繋がりを感じ、あらためてそう思いました。
もちろん、並行して「ボクモワイン」では、NZの良いワインを入荷して販売していきます。
ボクモで気に入ったNZワインがあったら、すぐにオンラインで注文できる。徐々にそういう形にして行きたいと思います。
あ、でも。
おうちで美味しいNZワインが飲めるなら、ボクモに行かなくてもいいや、となるのは困るぞ。そこ、これからの考えどころだなあ。
ちなみに、再開してまた入ってくれているホールスタッフの働きっぷりは、僕が心配していたのがアホらしくなるくらい、完璧でした。とても優秀。ありがたい。
逆に、僕は注文を伺うときに、アプリの操作を忘れてておろおろ。ストップしているのは僕の脳だったようで・・・。はやいところ脳をゴーのモードに。