歳末SALE実施中!

高品質なニュージーランドワインが最大20%オフ
この機会にぜひ世界が注目するワイン産地の味をお試しください。

期間限定 12/31(金)23:59まで

SALE会場はこちら >

常連認定

これはカウンターでたまにあるシチュエーション。

初来店のお客さんが、お隣の方が食べているメニューを見て。

初「すみません、それってどのメニューですか?」

隣「ああ、これはシェパーズ・パイです。美味しいですよ。」

初「じゃあ私もそれにしようかな。ところで、常連さんなんですか?」

隣「えーっと、常連っていうか・・・」

と言って、僕の方に視線を送る。

これ!

困るやつ!!!

お隣さんが、自他共に認める常連さんならば、問題ない。

ただ、常連客であるという認識って、人によってまちまちで、どちらかと言えば、「店側が認定するもの」と考えている人が多い気がする。

何度も来ているけれど、常連かと尋ねられた今、果たして私は、自ら常連と名乗って良いものか。

どうなのよ、ねえ、マスター?

そんな感じで僕の表情をうかがう。

困っちゃうなあ。

正直に言えば、月に1回以上来ていただいていたら、僕の中ではれっきとした常連さんだと思っている。

でも、年に数回だと、ちょっと言いにくい。

ただ、そういう方でもこの店を好きで来てくださっているわけだから、「はい、常連さんです」とためらわずに言ったら、きっと丸く収まるんだろう。

いや、待てよ。そうじゃないかもしれない。

だって、常連という言葉って、人によっては重荷に感じるかも知れないぞ。

「あ、この瞬間に常連認定された。ということは、もっと通わなくてはいけないのか。」

そうなると、自分のペースで来にくくなる。そして、店のお墨付きをもらったというプレッシャーのせいで、かえって足が遠ざかる。

そんな可能性だってあるでしょう。だって、店は義務で行くもんじゃないから。

むむむ。難しい。

そして、僕はだいがいこう言ってしまう。

「いつもお世話になっています。」

ザ・曖昧!!!

そう。こういうときは、どうとでも取れる、玉虫色の表現に頼るしかないのです。

でも、なんだか逃げている気がするんだよなあ。いっそのこと、常連さんステッカーでも作って、配ろうかしら。

いや待て。「私、ステッカーをもらえなかったから、常連じゃないんだ」とか、そういう要らんトラブルが起きそうじゃないか。

やはり曖昧な表現が良さそうだ。

「いつもお世話になっております。」

「いつもいつもお世話になっております。」

「いらっしゃらないときは心配になるほどお世話になっております。」

来店頻度によって、これくらいのバリエーションを用意しておけばよいかな。

ちなみに、通販店ボクモワインは、そのへんきっぱりしております。

お買い物のたびに付いてくるワインを簡単に説明したカード、その名も「ワインカード」(そのまんまなネーミング)が、20枚貯まった方は、もう常連さんです。

そして常連さんになると「ずっと全品10%オフ」でお買い物できます。なんと明快。

いい制度でしょ。

と思ったけれど、ちょっと待てよ。来店頻度でグラデーション対応するならば、通販も購入頻度でなにか差があった方がいいのでは。

新人常連さんと、スーパー常連さんが同じ対応ってのもなんだか不公平な気がしてきた。

よし、じゃあ、スーパー常連さんには、特製ステッカーを送る!え?要らない?

ですよね。なにか考えます!

2024 クリスマス & 歳末セール

この記事の筆者

岩須
岩須 直紀
ニュージーランドワインが好きすぎるソムリエ。
ニュージーランドワインと多国籍料理の店「ボクモ」(名古屋市中区)を経営。ラジオの原稿書きの仕事はかれこれ29年。好きな音楽はRADWIMPSと民族音楽。

一般社団法人日本ソムリエ協会 認定ソムリエ

詳しいプロフィールはこちら

ボクモワイン代表 岩須直紀

SNSアカウント
1 / 4