先週、常連さまに誘っていただき、バンテリンドーム ナゴヤの個室席「プライムワン」で中日 対 ヤクルトの試合を観戦。
いやあ、プライムワンってヤバい部屋ですね。専用のエレベーター、専用の扉、スーツを着たスタッフの接客、ゆったりしたソファ、特別メニュー、抜群の眺望。ちょっと自分が偉くなった気になってしまいました。
そしてそこで、念願の「観戦しながら赤ワイン×味噌串カツのペアを食す」という離れ業を成し遂げたのです。
ただ、正直、もっと感動するかと思っていたのですが、そうでもありませんでした。おそらくそれは、僕の集中力のせいです。
よって、僕のわずかばかりの集中力は、試合そのものにほぼ持って行かれました。ワインや串カツを楽しむ余白があまり残っていなかったんだと思います。
あと、普段、美味しいニュージーランドワインに触れすぎていて、そこで供されたワインがちょっと物足りなかったのもあります(銘柄は割愛)。
いずれにしても、席と試合は最高。ワイン云々は期待通りとはいかず。そんな感じでした。
もしかしたら、体験前から「野球×ワイン×串カツ」で幸福度爆上がりに違いない、と自らハードルを上げすぎていたのかも知れないですね。
そう、なにごとも期待しすぎるとよくない。
は!そう思うと。
普段、「ニュージーランドワインって格別だよ!」とか、「ボクモのラムバーグ、美味しいから食べてみて!」とか言いまくってますが、もしかして、それってお客さまに期待させすぎることになっていやしないか。
それほど期待していなかったけれど、飲んだら、食べたら案外美味しかった、の方が良いんじゃないか。
うーむ。
これからは、自分の扱っているものをあんまり「美味しいよ」なんて言わない方がいいのかもな。自己アピールが凄い人って、中身が伴ってないイメージもあるし。「盛ってんな」って思われちゃう。
ただ、こちらから何もしなくても買って頂ける、ご来店頂けるってものでもないです。ある程度メッセージを発しないと、この情報だらけの世の中では埋もれちゃう。
バランス、難しいな。
盛らないように、謙虚さを持ちつつ、さりげなく良さを伝える。そんな意識でいけばよいのかな。
ところで、ドームからの帰り道に天ぷらがメインの居酒屋さんがあったので、何気なく立ち寄りました。そこで、天ぷらにあわせて久しぶりに甲州を飲んだのですが、これがよかったです。
やっぱり僕ぐらいの集中力だと、やっぱりスポーツ観戦抜きで飲食に集中するのがちょうど良いようで。
特に、おまかせで出てきた「いちじく&ゴルゴンゾーラの天ぷら」とペアは秀逸でした。
やはり、余計な期待なし、からの「わー美味しい」は飛距離が出ますなあ。