主にラジオの仕事で調べ物をするときに利用しています。
僕が担当している仕事は、書きたい内容の資料が見つかるまでが勝負のものが多いです。
素材さえあればわりと簡単に組み立てられるのですが、その素材を見つけるのが、まあ一苦労です。
ボクモに勤務していない時間は、Amazonはもちろん、近隣の大小の本屋さん、古本屋さんをパトロールしていることが多いのですが、やはり最も頼りになるのが図書館です。
特に僕が好きな愛知県図書館(略して県図書)は、表に出ていない蔵書ももの凄くたくさんあるので、めちゃくちゃ助かっています。
僕の県民税はすべてここの運営に充ててくださいとお願いしたいくらいです。
思い返せば、図書館好きなのは昔からです。
高3の夏休みは、ほぼ毎日図書館で受験勉強をしていました。家だとどうしてもだらけてしまうので。
テレビも見ちゃうし、アイスも食べちゃう。
でも図書館の机には、同じように頑張っている学生たちがいます。
たぶん別の学校に通っている人なんだろうけど、同じ図書館で、同じように参考書を開き、同じように黙々と実力テストをやっている。
ライバルのようであり、同志のような存在がいることで、背筋が伸びるのです。
「あの子、昼過ぎてもまだ休憩行かないんだ。それなら僕も負けていられないぞ」なんてよく思ったものです。
今、県図書には、あの日の僕みたいな、机にかじりついて勉強している学生がいっぱいいます。
一目見て、ただならぬ集中力を発揮している様子の子には惚れ惚れします。でも、寝ちゃっている子もいれば、ノートに落書きを描いている子もいる。
そんな子も含めてみんなきっと「家だとやれない」同志です。
僕もそうだったんだよ。そして、今頑張れば、結果はどうあれ、あとから「頑張ったあの頃」が残るんだよ。
そんなことを思いながら、小腹がすいたなと思いつつ、静かなパソコン使用可能エリアでこれを書いています。
あ、そうだ。
県図書の5階にはなんとスガキヤがあるのだった。
営業時間は・・・15時までか。残念、今日はもう食べられないな。今度のお楽しみにしよう。
それにしても、愛知県が誇る図書館で愛知の県民食であるスガキヤが食べられるってちょっと感動です。
勉強したご褒美にスガキヤ。なんて素敵なことだろうと思います。
きっとここで勉強をして、愛知を飛び出す若者にとって、スガキヤが故郷の味であり、張りつめた受験自体の味として一生刻まれることになるんだろうな。