例えば、キャンプでのバーベキュー。高くないお肉でも、多少焦げていても、たいへん美味しいです。
家のコンロで焼いて食べようなんてまず思わないけれど、焚き火で焼いたマシュマロって極上のスイーツになります。たまりません。
去年山に行ったとき、山小屋のテラス席で食べたなんの変哲もないカレーや、小雨の中で雨宿りしながら飲んだビール。あれも格別な味わいだったなあ。
やはり、ソトというシチュエーションが感じ方を大きく変えることは想像に難くないです。
では、ソトはウチと何が違うのか。
僕らはそれらの情報を五感で感じます。
すると、自分という存在も、この地球の中にいる生き物のひとつであることが認識しやすくなる。
と、僕は思うのです。
だから、いつもの壁と天井と床のあるウチよりも、飲む食べるという行為が「他の生き物と同じように、命を保つために行っている」感じがする。
そして、それがありがたく思える。
ありがたくいただくと、美味しく感じる。
こんな理屈で、ソト飲食は、素晴らしく美味しい体験になるんじゃないかな、と。
そしてソトで飲むワイン、これはまた格別です。
特にワインができる工程を見たことがあるならば、余計にそう思うのではないでしょうか。
今、目の前に一杯のワインがあるとします。
そして、僕は地面に立っています。その地面をたどった先には畑があります。その畑には、丁寧に育てられたぶどうがたわわに実っています。職人さんが、つやっつやのそのぶどうを潰して、上手に発酵させ、それから、上手に熟成させます。
そうやって、手元にやってきたのが、今、口にしているワインなのだ!
ぶどうや職人さんたちと同じ、土の上に立ちながら、今、それを味わっているのだ!
やあ、やあ、これはありがたい。素晴らしく美味しい体験だ。
実際は、いちいち飲むときにそこまで考えていないとしても、でもね、屋外で飲んでいるとき、僕らはどこかで自然との結びつきを感じていると思うのです。
さあ、もうすぐ暖かくなります。
そうなったら、ソト飲みをしよう。自然の一部に、たまには自分もなろう。
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ここからはCMです。
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2024年3月30日(土)31(日)、ニュージーランドワイン専門店「ボクモワイン」は、お祭りにブース出展するよ!
場所は、名古屋が誇る桜の名所「鶴舞公園」の奏楽堂。
ZIP-FMが主催する、SAKURA WINE FESTIVAL 2024の中で、お花見の季節にぴったりなニュージーランドワインをご用意いたします。
詳しくはWebで。
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CMここまで。
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そうなのです。遠く離れた南半球の秋を、桜が咲き誇る日本の春に味わっていただこうという魂胆です。
ソトでグラスに注がれた、きれいに透き通ったワイン。その10000キロ向こうには畑があり、ぶどうがあり、育て醸した人がいる。
「へえ、「地球」と「人」ってこんな美味しさも生み出すことができるんだ。」
そんな発見の場になったらいい。
いや違う。もっとシンプルに、
「ニュージーランドワイン、こんなに美味しいんだ!」
それが伝わればパーフェクト!