近年、アメリカやヨーロッパを中心とする世界で、飲みきりサイズの「缶ワイン(缶入りワイン)」が人気上昇中です!最近は日本でもコンビニや大手スーパーなどで、少しずつ見かけるようになりました。
そんなワイン界の新星であり、注目の「缶ワイン」。その魅力はなんといってもその"手軽さ"でしょう。持ち運びも便利で、BBQやキャンプ、パーティーなど、様々なシーンで活躍します。
また、一人暮らしの方やお酒がたくさんは飲めないという人にも、気軽に飲める"少量サイズ"というのも嬉しいポイント。
「缶ワイン」はちょっとハードルが高く感じてしまいがちな「ワイン」を、グッと身近に感じさせてくれる存在です。
本記事ではそんな缶ワインの人気の理由と、店頭やネットでも入手しやすい11種類の商品紹介、ニュージーランドの缶ワイン事情をお伝えします!
缶ワイン、その人気の理由
缶ワインが世界で流行しているのは、下記のような理由が挙げられます。- 飲みきりサイズ
- グラスやオープナーなどの準備がいらない
- 軽くて持ち運びが便利
- パッケージがおしゃれ
- アウトドアやパーティーなど、シーンを選ばない
- リサイクル率が高く、エコ
そのニーズが高まっている1番の理由は、「飲みきりサイズ」であることです。
私達が普段よく見る“瓶入りのワイン”は、通常750ml。それと比べて、缶ワインは1本あたり200〜300ml程度のものが多く「少しだけ飲みたい」という時にちょうど良いサイズです。
中でも缶ワインならではの良さが発揮されるのが「スパークリングワイン」。炭酸のきいたスパークリングワインは、開栓して時間が経つと炭酸が弱くなってしまう心配がありますよね。しかし缶ワインなら容量が少ないので、炭酸が弱くなる前に飲みきることができます。また、缶は熱伝導率が高く、冷やすのに時間がかかりません。手軽にキンキンに冷えたスパークリングワインが楽しめるというのもメリットです。
さらに冒頭でも述べたとおり、割れにくく軽量の缶ワインは持ち運びにも便利。グラスなど、ワインを飲むために特に準備する物もないので、キャンプやBBQ、海水浴など、屋外のシーンでも活躍します。しかも、そのパッケージもオシャレなものが多いので、写真映えもバッチリです。
また、世界中で環境保全に対する意識が高まる中、「缶は瓶と比べてリサイクル率が高い」という理由で缶ワインを選ぶという人もいるようです。
瓶ワインよりも、手軽でカジュアルなスタイルが魅力の缶ワイン。普段はワインをあまり飲まないという人も、まずは缶ワインから試してみるのもいいかもしれません。
ここからは、日本で販売されている定番の缶ワイン11種類を一挙ご紹介します!
紹介する商品の選択基準は、編集部が実際にお店で見かけた商品と、ネットで話題になっている缶ワインです。
※店頭の調査を行ったのは、愛知県名古屋市です。
季節限定商品や店舗限定商品などは掲載せず、定番商品を中心としたご紹介になります。
一部、新発売の商品等もご紹介できていない場合がありますのでご了承下さい。
本記事で紹介する缶ワインは、下記の通り(順不同)。
- バロークス
- プティモンテリア
- カルロロッシ
- チャオ
- ワールドセレクション
- シャンテール
- モンデプレミオ
- 成城石井 スパークリングワイン
- ミガキイチゴ・カネット
- ディアーマム
- アンダーウッド
バロークス
おしゃれなパッケージが印象的な「バロークス」は、オーストラリア生まれの缶ワイン。
バロークス社は、世界で初めて缶ワインを開発した会社として知られています。その缶の研究・開発には、なんと20年の歳月が費やされました。そして缶の内面をコーティングする「ヴィンセーフ(VINSAFE)」という革命的ともいえるワインのパッケージシステムを考案、特許を取得したのです。
もちろん中身も本格的。オーストラリアの良質で熟成した味わい深いワインが楽しめます。バロークスの缶ワインは、北野エースや紀伊国屋、東急ストア等で店頭販売されており、amazonをはじめとする大手通販サイトでも購入できます。
商品公式サイト | バロークス |
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販売元(輸入) | バロークスワイン 日本総代理店 |
オンライン購入先リンク | ▶amazon ▶楽天 ▶ヤフーショッピング |
商品詳細
商品名 | 内容量 | Alc. | |
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プレミアム | カベルネ・シラーズ ・メルロ | 250ml | 13% |
プレミアム | シャルドネ・セミヨン | 250ml | 13% |
スパークリング | カベルネ・シラーズ ・メルロ | 250ml | 13% |
スパークリング | シャルドネ・セミヨン | 250ml | 13 % |
スパークリング | モスカート | 250ml | 6.5 % |
スパークリング | ロゼ | 250ml | 13 % |
スパークリング | シードル | 250ml | 5.5% |
スパークリング | バブリーシャルドネ | 250ml | 13 % |
プティモンテリア
「プティモンテリア」は、山梨県笛吹市にある1952年創業のワイナリー「モンデ酒造」による、人気の缶ワインシリーズ。ワインをより身近に、より気軽に楽しんでほしいというワイナリーの思いが込められています。
定番のシリーズは、ルージュ、ブラン、スパークリング、ロゼスパークリングの4種。
こちらの商品は、全国のコンビニやドラックストア等で販売されています。
商品公式サイト | モンデ酒造オンラインショップ |
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販売元(メーカー) | モンデ酒造 |
オンライン購入先リンク | ▶楽天 ▶ヤフーショッピング |
商品詳細
商品名 | タイプ | 内容量 | Alc. |
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ルージュ | 赤・やや重口 | 300ml | 12.5% |
ブラン | 白・やや辛口 | 300ml | 12.5% |
スパークリング | 白・やや辛口 | 290ml | 12% |
ロゼスパークリング | ロゼ・やや辛口 | 290ml | 12% |
カルロロッシICE
サントリーが昨年販売を開始して以降、話題の「カルロロッシICE スパークリング」シリーズ。
「カルロロッシ」は、もともとアメリカで40年以上の歴史がある「E.& J.ガロワイナリー」のロングセラー商品です。そのワインが、気軽に缶で楽しめるようになりました。原料となるオーストラリア産のワインに炭酸や香料などを加え、爽快さを感じられる味わいに仕上げています。アルコール度数はやや低めの8%。ワインと言うよりも、ワインカクテルと言った方がよいかも知れませんね。
ホワイト、ロゼに、今年の5月マスカットが加わり現在は3種類です。こちらの商品は、全国のコンビニやスーパーなどで販売されています。
商品公式サイト | サントリー カルロ ロッシICE |
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販売元(輸入) | サントリー |
オンライン購入先リンク | ▶amazon ▶楽天 ▶ヤフーショッピング |
商品詳細
商品名 | 内容量 | Alc. |
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ICE スパークリング ホワイト | 280ml | 8% |
ICE スパークリング ロゼ | 280ml | 8% |
ICE スパークリング マスカット | 280ml | 8% |
チャオ
カルディで販売されてる缶ワインは、イタリア生まれの「チャオ」です。
イタリア語で「こんにちは!」という意味の“ciao(チャオ)”という名前からも、イタリアの明るく、陽気な雰囲気が伝わって来ますね。
製造元である「カンティネ・スガルツィ」というワイナリーは、常に良質でコストパフォーマンスに優れたワインを生産しています。
商品公式サイト | カンティネ・スガルツィ |
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販売元(輸入) | オーバーシーズ |
オンライン購入先リンク | ▶amazon ▶楽天 ▶ヤフーショッピング |
商品詳細
商品名 | タイプ | 内容量 | Alc. |
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ビアンコ | 白・辛口・微発泡 | 200ml | 10.5% |
モスカート | 白・甘口・微発泡 | 200ml | 8% |
ロザート | ロゼ・甘口・微発泡 | 200ml | 10.5% |
サングリア | 赤・甘口・微発泡 | 200ml | 7% |
スフリッツ | 白・甘口・微発泡 | 200ml | 7% |
モヒート | 白・甘口・微発泡 | 200ml | 7% |
ワールドセレクション
キリングループであるワインの名門「メルシャン」が世界のワイナリーと協同し、ワインをつくる「ワールドセレクションシリーズ」の缶ワイン。
缶で販売されているものは、白のスパークリング1種のみ。オーストラリア産のシャルドネでつくられた、繊細な泡立ちの微発泡ワインです。
コンビニやドラッグストア、スーパー等で販売されています。
商品公式サイト | キリン |
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販売元(メーカー) | メルシャン |
オンライン購入先リンク | ▶楽天 ▶ヤフーショッピング |
商品詳細
商品名 | 内容量 | Alc. |
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スパークリング フロム オーストラリア | 290ml | 11% |
シャンテール
サントリーの「シャンテール」は、ファミリーマート限定商品。
販売されているのは、白、ロゼ、グリーンアップルの3種類です。
商品公式サイト | ファミリーマート |
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メーカー | サントリー |
商品詳細
商品名 | 内容量 | Alc. |
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スパークリング ブラン | 280ml | 12% |
スパークリング ロゼ | 280ml | 12% |
スパークリング グリーンアップル | 280ml | 10% |
モンデプレミオ
モンデ酒造株式会社の「モンデプレミオ」は、ローソンの限定販売商品です。
全国のローソンで販売されている定番商品は、白・ロゼのスパークリングワイン2種類です。
商品公式サイト | ローソン |
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メーカー | モンデ酒造 |
商品詳細
商品名 | 内容量 | Alc. |
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スパークリング | 290ml | 12% |
ロゼ スパークリング | 290ml | 12% |
成城石井 スパークリングワイン
「成城石井」が2019年より販売開始した、オリジナルスパークリングワインのシリーズ。
ブランとロゼの2種類は、どんな食事にも合わせやすいスッキリとしたスタイルになっています。
サングリアの2種類は、成城石井がプロデュースをするワインバー「Le Bar a Vin 52」で実際に提供されている人気のサングリアを再現しています。
商品紹介サイト | 成城石井 トップバイヤーブログ |
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販売元(メーカー) | モンデ酒造 |
商品詳細
商品名 | 内容量 | Alc. |
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ブラン | 290ml | 12.5% |
ロゼ | 290ml | 12.5% |
サングリア赤 | 290ml | 9.5 % |
サングリア白 | 290ml | 9.5 % |
ミガキイチゴ・カネット
ジャンルとしてはワインではなく「フルーツ・ワイン」になりますが、その中でも珍しい “いちごのスパークリングワイン” がこの「ミガキイチゴ・カネット」。
“食べる宝石”をコンセプトに生まれた「ミガキイチゴ」がふんだんに使われています。
ミガキイチゴとは宮城県山元町の株式会社GRAでつくられる、上質な複数品種のいちごの統一ブランドです。
2011年の東北大震災の経験を踏まえ、職人技とITを融合した最先端施設園芸により、高品質なイチゴの安定供給を実現しました。こちらの商品は、一部百貨店やエノテカなどで店頭販売されています。
商品公式サイト | MIGAKI-ICHIGO |
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販売元(メーカー) | GRA |
オンライン購入先リンク | ▶amazon ▶楽天 ▶ヤフーショッピング ▶エノテカ |
商品詳細
商品名 | 内容量 | Alc. |
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カネット赤 | 290ml | 8.5% |
カネット白 | 290ml | 8.5% |
ディアーマム
とっても可愛らしいデザインが目を引く、全米で話題になった缶ワインが「ディアーマム(dear mom)」です。アメリカのオレゴン州ポートランドから、日本に初上陸しました。
Dear Mom Wine Co.は、2017年に2人の高校の友人、ロバート・カーミンとジョナサン・カンターによって設立されたワイナリー。
「ディアーマム(dear mom)」は母親たちへの尊敬の念のもと、手軽でありながらプレミアムなワイン体験をしてもらいたいという思いから生まれました。1本あたり187mlと少量サイズで気軽に飲めることや「親愛なるママへ」というネーミングからも、母親に感謝の気持ちを込めて送るプレゼントにぴったりです。
商品公式サイト | Join the otto |
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メーカー | Dear Mom Wine Co. |
販売元(輸入) | ノースモール(旧オットー) |
商品詳細
商品名 | タイプ・品種 | 内容量 | Alc. |
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ホワイト | 辛口 ピノ・グリ | 187ml | 13% |
レッド | 辛口 シラー90%+ヴィオニエ10% | 187ml | 13% |
スパークリング | 辛口 ピノ・グリ | 187ml | 13% |
ロゼ | 辛口 シラー50%+マルベック50% | 187ml | 13% |
アンダーウッド
「アンダーウッド」は、2005年設立のオレゴン州ポートランド郊外のユニオン・ワイン・カンパニーというワイナリーのワイン。
ユニオン・ワイン・カンパニーのワインには「必ずしも高価なワインでなくても、クオリティを落とすことなく友人や家族と気軽に楽しめるようなワインをつくりたいとい」という思いが込められています。
商品公式サイト | KOBEインターナショナル |
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メーカー | ユニオン・ワイン・カンパニー |
販売元(輸入) | KOBEインターナショナル |
オンライン購入先リンク | ▶amazon ▶楽天 ▶ヤフーショッピング |
商品詳細
商品名 | 内容量 | Alc. |
---|---|---|
ピノ・グリ | 250ml | 13% |
ロゼ | 250ml | 12% |
ピノ・ノワール | 250ml | 13% |
番外編:NZの缶ワイン事情
では、NZの缶ワイン事情はどうなっているのでしょうか?
世界では大きなトレンドになっている缶ワインですが、NZではまだブームのはじまりというところです。
そして、国内でも缶ワインをつくる企業が少しずつ増えてきました。
(参考資料 ネゴシアンズ ニュージーランド)
▶Joiy公式サイト NZのお土産としても人気となりつつあるNZの缶ワイン。編集部が調べたところ、残念ながらまだ日本への輸入はありません。日本への入荷が待ち遠しいですね。
まとめ
今世界でもブームになっている「缶ワイン」についてお届けしました。缶ワインは少量の飲みきりサイズで、とっても気軽に飲めて便利。場所を選ばないので、夏のレジャーでも大活躍です。
ちょっとワインが苦手だったという人も、この機会に「缶ワイン」を試してみてはいかがでしょうか?