アジア初、日本開催のラグビーワールドカップ2019、初のベスト8となった日本代表、ブレイブブロッサムズの活躍はもちろん、強豪国が熱闘を繰り広げた決勝リーグも大盛り上がりでしたが、NZの音楽ファンにはもうひとつ嬉しい副産物が!
All Blacksと親交の深いニュージーランド、ダニーデン出身の大人気バンド、SIX60(シックスシックスティ)が日本に初来日!
大分のオールブラックス対カナダ戦を前に行われたAll Blacksのファンイベントに登場し、さらに今回日本で初めてとなる、Veats Shibuya(ビーツシブヤ)でのショーケースライブが10月30日に開催されました。
ライブのチケットは完売! 当日は会場外にもファンが溢れる熱狂ぶり!
ニュージーランドの人気バンドSIX60(シックスシックスティ)とは
SIX60(シックスシックスティー)は、メンバーがDunedin(ダニーデン)にあるUniversity of Otago(オタゴ大学)在籍中の2008年に結成された5人グループのバンド。
メンバーは、
- イライ・パーウェイ Eli Paewai (ドラム)
- クリス・マック Chris Mac(ベース)
- ジウ・フレイザー Ji Fraser(リードギター)
- マーロン・ガービス Marlon Gerbes(シンセサイザー)
- マティウ・ウォルターズ Matiu Walters (リードボーカル/ギター)
バンド名、SIX60(シックスシックスティ)は、メンバーがダニーデンの660 Castle Streetに住んでいたことに由来。(660は英語、シックスハンドレッドシックスティーのほか、シックスシックスティーと読みます。)
リードギターのジウ・フレイザー(Ji Fraser)は2018年のインタビューで
「僕たちはここから始まった。ここは全ての始まり。この場所は僕たちにとってとても大切な場所だ」
と語っています。
↓彼らが住んでいた660 Castle Street
2011年に自身のレーベルからファーストアルバム「SIX60」を発表。その後、数々の音楽賞を受賞し、人気の地位を確固たるものに。
2019年2月にはオークランドにあるWestern Springs Stadiumで、ニュージーランド最高の観客動員数となる、5万人動員のライブを開催しました。
オールブラックスとも縁深いバンド
SIX60の初期メンバーでベースのHoani Matenga(ホアニ・マテンガ)は、ダニーデンでの学生時代、ヴォーカルのマティウ・ウォルターズ、ドラムのイライ・パーウェイと一緒にラグビーをプレイした仲。
ホアニ・マテンガはその後プロのラグビー選手となり、マオリ・オールブラックスにも選出されました。
そんな経緯で、All Blacksとも交流があり、ラグビーワールドカップ予選の対カナダ戦が行われた大分・別府でオールブラックスのファンイベントにも登場。
All BlacksのYoutubeチャンネルには、日本滞在中のAll Blacksがホテルのロビーでピアノを弾き、マティウが歌う少し可愛らしいセッションの様子がアップされています。
Veats Shibuyaでの日本初ライブは大盛況、会場がKiwiたちで溢れえる
NZではスタジアムで5万人規模のライブを行うSIX60の、渋谷の小さなライブハウスでのパフォーマンスということで、当日は日本に滞在中のKiwiたちが大勢集結。
「こんな近くでSIX60が見られるなんてNZではありえない!」
と大興奮のKiwii訛りの英語が飛び交う中、観客席の少ない日本人からは「ニュージーランドにいるみたいだね!」との声も聞かれました。
デビュー当時からのヒット曲から、初披露の新曲まで、約90分に渡って数々の楽曲を披露。
ライブで特に盛り上がった2015年のヒット曲、White Lineのミュージックビデオは日本人ラグビーファン必見!!
ファンたちが撮影したビデオをSIX60が編集したこのビデオ、ちょっとわかりづらいですが開始から46秒と3分からの映像に、Highlanders(ハイランダーズ)所属時代の田中史朗選手の姿が!!
田中選手が2013年から2016年まで所属していたハイランダーズは、ダニーデンを拠点とするダニーデンのラグビーユニオンチーム。ハイランダーズの選手たちもこのビデオに参加していたんですね。
Veats Shibuyaでのライブの最後にはSIX60に感謝と敬意を表して観客席からファンたちによるHaka(ハカ)が披露されました。
日本での初ライブを大成功のうちに終えたSIX60、今後のさらなる活躍が期待されます。
ニューアルバムSix60 (3)は11月8日発売!