オールブラックスのバレット3兄弟、ラグビーワールドカップ2019で大注目!

ニュージーランド代表のオールブラックスも、予算最終イタリア戦が台風の影響で中止となるトラブルに見舞われながらも、グループ1位で予選を突破しました。

今回のオールブラックスで大きく話題になったことのひとつに、Barrett Brothersーバレット兄弟の活躍があります。

 Barrett brothers make history as merciless All Blacks crush Canada
(オールブラックス情け容赦無くカナダを圧勝、バレット兄弟歴史に名を刻む)

3兄弟揃ってトライ! カナダ戦で大活躍

予選2戦目のカナダ戦で、ボーデン、スコット、ジョディの3兄弟が揃ってメンバー入り。

カナダ戦メンバー発表後のAll Blacksのインスタグラムには、3兄弟の写真がそれぞれのキャップ数(国代表同士の対抗試合に出場した数)とともに掲載されました。

3兄弟揃ってのオールブラックス入りだけでも快挙ですが、なんとこの試合で3人ともがトライを挙げました!

ボーデン兄弟、誰が一番年上? 生まれた順は?

バレット兄弟、一番上が、前回のワールドカップでも主要選手として活躍し、優勝に貢献したボーデン。そのあとにスコット、ジョディーと続きます。

  • Beauden Barrett(ボーデン・バレット)1991年生まれ 28歳
  • Scott Barrett(スコット・バレット)1993年生まれ 25歳
  • Jordie Barrett(ジョディー・バレット)1997年生まれ 22歳

まだまだ若い兄弟たち、次のワールドカップも期待できそうです。

実はボーデン家、なんと男5人、女3人の8人兄弟なのです。一番上のお兄ちゃん、ケイン・バレットも元はオークランドブルースでプレイしていたラグビー選手。

兄弟は両親が経営する牧場で育ち、裏庭でひたすらラグビーをしていたと言います。All BlacksでプレーするのはNZのラグビー少年なら誰でも夢見ること。兄弟でAll Blacksでプレーしたい、「子供の頃描いた夢を今現実に生きている」そうボーデンは嬉しそうにインタビューで語っています。

 The Barrett Brothers at their press conference in Beppu today
(9月25日、3兄弟揃っての記者会見)

バレット家の牧場を紹介した映像はこちら。ニュージーランドならではの大自然!必見です。

バレット兄弟はダウン症へのサポートを広げるための活動も行なっています。彼らの妹の1人、ダウン症のザラのストーリーを公開、映像からは家族愛に溢れたバレット家の様子が垣間見れます。

「ダウン症であっても、ごく普通に接し、愛され、理解されていると感じてもらうことがとても大切だと思う」

とボーデン、スコットは語っています。

ダウン症の子供達ほぼ全員がスピーチの個人セラピーを必要としているとされていますが、それには年間4000ドルから10000ドルほどが必要。現在これをサポートする政府からの補助がニュージーランドにはないため、UpsidesDownsがダウン症の子供達をサポートするチャリティーを行なっています。

バレット兄弟はこの組織と協力し、1人でも多くのダウン症の子供達が必要なサポートを受けられるよう、活動を続けています。

 All Blacks’ Barrett brothers share sister’s story, raise Down syndrome awareness
(オールブラックスのバレットブラザーズ、妹を紹介。ダウン症への理解を呼びかける)

この記事の筆者

石黒
石黒 沙弥
高校・大学時代を過ごしたNZを故郷と愛する。購入するワインは100%NZで、常備しているのはSILENIのソーヴィニヨン・ブラン。マーマイト大好き。歴代彼氏の半分以上がKiwi。
1 / 4