アーダーン首相アメリカ訪問。テレビ出演でNZを猛烈アピール

NZの風景

 ジャシンダ・アーダーン首相が、新型コロナウイルスの影響を大きく受けたニュージーランドの「観光」と「貿易」を盛り上げる為アメリカを訪問。5月23日に出発し、約一週間滞在しました。

渡米直前にコロナに感染

3月上旬をピークに、ゆっくりではあるものの新型コロナウイルスの陽性者数が減少傾向にあるニュージーランド。しかし、累計陽性者数は116万人を突破。これは人口が490万人のNZにとって、かなりの数です。 それでもワクチンの接種率が高いこと、医療がひっ迫していないこと、死者数が1128人(5月31日現在)と少ないことなどから、水際対策の緩和を行うなど、ポストコロナへ向けて歩み始めています。 そんな中、アーダーン首相もコロナに感染。まず最初に婚約者であるクラーク・ゲイフォード氏が陽性となり、首相も症状があったことから検査を受け、陽性と診断されました。そのため5月8日からアメリカに発つ間際まで自宅待機に。娘のニーヴも陽性となったそうです。 症状は中等度程度で味覚障害に見舞われたとのことでしたが、自宅療養中も首相業務もこなし、無事予定通り渡米が叶いました。

コルベア・ショーに再出演

ニュージーランドは現在、日本を含むビザ免除国からの観光客の受け入れを再開していますが、7月からは全ての国が対象になります。 国の大きな産業である観光業の復活を目指し、アーダーン首相はアメリカ滞在中にニュージーランドを猛烈にアピール。アメリカの人気ホスト、Stephen Colbert(スティーヴン・コルベア)のトークショーにも出演しました。 アーダーン首相は過去にもコルベア氏と共演。2019年にコルベアがニュージーランドを訪れた際は自ら空港まで迎えにいき、自宅に招待するなど親交が深いのです。 https://nz-land.com/archives/1367 今回の出演も、コルベア氏のYouTubeチャンネルにアップされています。
アーダーン首相は、コロナの感染拡大で国境を封鎖する決断をした時のことに触れ、
本当に、大きな決断でした。会議の後、国境封鎖の影響を考え、かなり辛くなったことを覚えています。しかし正しい決断でしたし、(感染拡大を阻止できたことによって)多くの命を救えました。
とコメント。
「おもてなし」は私たちニュージーランド人のアイデンティティ。再び世界中の皆さんを迎えることができるようになって、やっと本来の私たちの姿に戻れる気がします。
と語りました。

カーボン・ニュートラル・ビーフをアピール

ニュージーランドを訪れる観光客数を国別にランキングすると、アメリカは、オーストラリア、中国に次いで第3位で、輸出相手国としても第3位です。(1位は中国、2位がオーストラリア。) アーダーン首相はニュージーランドがアメリカに輸出している乳製品や肉、飲み物などがいかに高品質かをアピール。そして、コルベア氏のためにニュージーランド産のグラスフェッドかつカーボンニュートラルな牛肉をお土産として持参しました。 「カーボン・ニュートラル」とは温室効果ガス排出量から、森林など吸収量などを差し引いて、温室効果ガス排出量を実質ゼロすること。今年3月からそんなカーボン・ニュートラルな牛肉が、アメリカでも販売されるようになったのです。 1990年から炭素排出量の削減に取り組んでいるニュージーランドの酪農業界。アーダーン首相は、
私たちの商品を、(環境への影響を心配することなく)安心して食べて欲しい。
とコメントしています。 ちなみにこのテレビ出演でアーダーン首相が着たピンクのスーツはニュージーランドのデザイナー、ジュリエット・ホーガンさんがデザインしたもの。ファッションでも、しっかりニュージーランドをアピールしていました。
 
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この記事の筆者

石黒
石黒 沙弥
高校・大学時代を過ごしたNZを故郷と愛する。購入するワインは100%NZで、常備しているのはSILENIのソーヴィニヨン・ブラン。マーマイト大好き。歴代彼氏の半分以上がKiwi。