世界中のKiwi達に帰国要請!?キウイフルーツ収穫が人手不足

キウイフルーツ

世界中に散らばるKiwi(=ニュージーランド人)達に

帰ってきてキウイフルーツの収穫を手伝って欲しい

と、お願いが・・・!?

キウイフルーツの収穫がスタート

北島の北海岸のベイ・オブ・プレンティーにある、キウイフルーツの栽培が盛んな地域Te Puke(ティ・プーケ)で、今季のキウイフルーツの収穫が始まりました。

収穫は、今後4ヶ月にわたって行われる予定。昨年は約53億個のキウイフルーツが収穫されましたが、ゼスプリによると、今年は昨年を超える過去最高の収穫量を見込んでいるそうです。

ただし、これは、収穫に十分な人員の確保ができる前提の数字・・・。

キウイフルーツはニュージーランドでもっとも輸出量が多い農作物。輸出額はワインよりも多く、2,300億円以上。予定通りのキウイフルーツが収穫できないと、経済的にも大きな損失となります。

コロナで深刻な人手不足に

キウイフルーツの収穫に携わる人員の60%は地元の人たちですが、20%が太平洋諸島からの出稼ぎ労働者であり、残り20%はバックパッカーと呼ばれる長期旅行者や、ワーキングホリデーで滞在している外国人に頼っています。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大防止による入国制限によって、この外国からの人員確保が難しい状況に・・・。

またニュージーランド国内の失業率は、現在3.2%。コロナ前は約4%、コロナ禍で一時期5.3%まで上がりましたが、2021年に入ると徐々に改善し、現在はここ20年間で最も低い数値となっています。そう、ニュージーランドはとにかく人手不足なのです・・・。

キウイフルーツ農家を束ねる組織、New Zealand Kiwifruit Growers Incのチーフ、コリン・ボンドさんは

単純計算で6,000人ほどの人材不足です。これは通常であれば、バックパッカー達で確保できている人数です。

この不足している人員をどう確保するかが今現在の最大の課題。なので、ニュージーランド人の皆さんに協力して欲しいと思っています。
とコメント。

今年はレッドキウイも流通?

昨年は日本でも限定で発売された、ゼスプリが新しく開発した新種「レッドキウイ」も、今年は沢山収穫される予定です。

ちなみにゼスプリは昨年10月に、このレッドを“Zespri RubyRed”と名づけることを決定。(日本ではどうなるのでしょうか・・・?)

レッドは中身だけでなく、形や皮の色もグリーンとは異なり、皮も食べられるとのこと(グリーンの皮を食べちゃう人もいますが)。また抗酸化作用が高く、ビタミンCだけでなく、葉酸、カリウム、ビタミンEも豊富だそうです。

レッドが輸出される主な国は、日本、シンガポール、中国などのアジア諸国。そのため、他の国より早くNZへの入国が許されるオーストラリア人に、

オーストラリアで食べられないレッドを、ぜひ収穫して食べていって欲しい

と呼びかけています。

ちなみに、ニュージーランドの最低賃金は時給約1,600円で、キウイフルーツの収穫は時給2,000円程度が相場であるようです。ワーキングホリデーの再開は、3月の予定。ワーキングホリデーを検討中の若者達、ぜひニュージーランドも候補に入れてくださいね。

この記事の筆者

石黒
石黒 沙弥
高校・大学時代を過ごしたNZを故郷と愛する。購入するワインは100%NZで、常備しているのはSILENIのソーヴィニヨン・ブラン。マーマイト大好き。歴代彼氏の半分以上がKiwi。