NZ×ワイン好きに絶対おすすめ!自転車でワイナリーを巡るNZサイクルトレイル

トレイル王国ニュージーランドが誇るのは、歩くためのトレイルだけではありません!自転車好きも楽しめるサイクルトレイルも充実。

今日はニュージーランドの大手メディアStuffから、

New Zealand’s best cycle trails for wine lovers(ワインラバーズのためのニュージーランドおすすめサイクルトレイル)

という、サイクリングしながらワイナリーを巡るのにおすすめのトレイルを紹介する、このサイトにぴったりな記事をご紹介したいと思います。

が、はじめに何よりも大切なことを!

酒酔いでのサイクリングはダメ!絶対!

ニュージーランドも日本と同じく、自転車への酒気帯びの罰則はありません。ですが、もちろん自転車の操縦に支障が出るような酒酔い状態でのサイクリングは絶対にダメ!ワインを口に含むだけで飲み込まないテイスティングを楽しんだり、宿泊施設を利用しましょう!

日本からのニュージーランドへの自転車の持ち込みは、Air New Zealandのサイトをご参照ください。どのような状態だと手荷物として預かってくれるかが詳しく記載されています。

 大型手荷物とスポーツ用品 – 手荷物 – プラン | ニュージーランド航空- 日本

ちなみにニュージーランドに9年近く住んでいながら、学生だったためワイナリー巡りを全くしていない筆者が、早く行けますようにという願いを込めて書いています!

ホークス・ベイ トレイル

まずは北島の東、Hawke’s Bay(ホークス・ベイ)から。ホークス・ベイ地方は、ニュージーランドでも歴史の古い、そして2番目に大きなワインの生産地で、70以上ものワイナリーが存在します。

ホークス・ベイについて詳しくはこちらの記事をどうぞ!

 ホークス・ベイ地方|ニュージーランド第2位の総栽培面積を誇る重要産地

上の記事にも紹介されていますが、地震によって生まれたサブリージョン、Gimblett Gravels(ギムレット・グラヴェルズ)周辺を30〜60キロ走るコースでは、10箇所ものテイスティングが可能。ホークスベイの代表的なシャルドネやボルドースタイルの赤ワイン、シラーなどが楽しめます。さらに時間が許せば、200km以上のトレイルを楽しむこともできるとか。

Cape Coast(ケープ・コースト)に沿って、Clearview(クレバービュー), Elephant Hill(エレファント・ヒル) 、Te Awanga Estate(テ・アワンガ・エステート) 、またもっと足を伸ばしてCrab Farm(クラブ・ファーム)、Mission Estate(ミッション・エステート)、 Church Road(チャーチ・ロード) といった、ホークス・ベイを代表するワイナリーを訪れることが可能です。

ギブストン・リバー ワイントレイル

次は世界最南端にあるとされるセントラル・オタゴ。ピノ・ノワールが有名です。

 セントラル・オタゴ地方|ワイン愛好家に注目される世界最南端のワイン産地

そのオタゴ地方にある6つのサブリージョンのうちの一つ、Gibbston(ギブストン)を望むギブストン・リバー ワイントレイルはバンジージャンプで有名なKawarau Bridge(カワラウ橋からスタートする、9Kmの比較的簡単なトレイル。 Peregrine(ペレグリン)、 Kinross(キノロス)、Gibbston Valley(ギズボンバレー)と言った代表的なワイナリーのセラードアを巡ることができます。

オタゴ・セントラル・レイル・トレイル

オタゴのサブリージョンの一つ、Arexandra(アレクサンドラ)のワイナリーを巡ることができる、 Otago Central Rail Trail(オタゴ・セントラル・レイル・トレイル)。

ワイナリーは15箇所ほどですが、パブやカフェなどでこの地方を楽しむことができます。

またラム肉、チーズ、ストーンフルーツ(桃、プラム、さくらんぼ、ネクタリン、アプリコットなど、中心に硬い核がある果物の総称)などなど、セントラル・オタゴを代表する美味しいものもたくさん!

サイクリングしながらダイエット・・・なんて考えている方にはおすすめできないトレイルかも?!

 Alexandra – Otago Central Rail Trail

アルプス2オーシャンサイクルトレイル

ニュージーランドで最も長いサイクルトレイルであるアルプス2オーシャンサイクルトレイルでは、Waitaki(ワイタキ)地方のワイナリーも楽しめます。

キャンタベリー地方とオタゴ地方をまたぐワイタキは、片手で収まるくらい少数のワイナリーしかない小さなワイン産地。

Ostler(オストラー)、Pasquale(パスキューレ)、River-T Estate(リバーTエステート)といったワイナリーでテイスティングができます。

タスマン・グレイト・テイスト・トレイル

ネルソン地方のワイナリーを巡るなら、Tasman’s Great Taste Trail(タスマン・グレイト・テイスト・トレイル)。20箇所でテイスティングができるほか、お土産屋さん、ギャラリー、ガーデンカフェ、ビールの醸造所なども人気だそうです。

Stoke(ストーク)地域からBrightwater(ブライトウォーター)地域を行く2〜3時間の軽いサイクリングで、5箇所のワイナリーを巡ることができます。またブライトウォーターにはこの地出身で、原子物理学の父と呼ばれ、ノーベル化学賞も受賞した物理学・化学者、Ernest Rutherford(アーネスト・ラザフォード)の記念館があります。

ニュージーランドの自転車エピソードといえば・・・

筆者が留学当初(高校1年生)、自転車で学校に通っていたのですが、左側に寄るというルールを守っていなかったところ、近所の人が速攻、ホストマザーに

あなたのとこの日本人、自転車で反対側走ってたわよ

と電話をかけてきたことがありました。ド田舎で日本人は私一人だったので何をやっても目立ってすぐにお母さんに連絡が!

ニュージーランドでは、できるだけ左側を走る、3人以上横に並んで乗るのは禁止、曲がるときにはハンドシグナル(曲がる方に腕を伸ばす、止まるときは手をあげる)を使う、歩道は走らないなどを気をつけましょう!

 ニュージーランド交通局のWebサイト(Riding responsibly | Waka Kotahi NZ Transport Agency)

この記事の筆者

石黒
石黒 沙弥
高校・大学時代を過ごしたNZを故郷と愛する。購入するワインは100%NZで、常備しているのはSILENIのソーヴィニヨン・ブラン。マーマイト大好き。歴代彼氏の半分以上がKiwi。
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