アーダーン首相も持ち主捜索に協力 空港で迷子になったぬいぐるみが空港の人気者に

ニュージーランド北島の、オークランドから車で南へ1時間半ほど行った街、ハミルトンの空港で持ち主とはぐれてしまったうさぎのぬいぐるみが発見されました。

その持ち主を探そうと空港スタッフが投稿したFacebookが話題になっています。はたして持ち主は見つかったのでしょうか・・・?

空港中を大冒険

このぬいぐるみが空港の展望デッキで発見されたのは1月28日。ハミルトン空港のFacebookページにすぐに持ち主を探す投稿がアップされました。

小さいうさぎさんが飛行機に乗り遅れてしまいました。とても可愛がられていたうさぎさんのようなので事務局に連れてきて、持ち主が見つかるまで面倒をみています。持ち主の方はぜひお電話ください。

この投稿の通り、このうさぎはすぐに空港スタッフたちの間で人気者に。次の日からはすっかりくつろぎ、空港内を楽しむ様子が投稿されていました。

この小さなうさぎは空港で、すっかりくつろいでいます!今朝から午後も、ずっと空港中のあちらこちらを回っています。空港の消防団が消防車に乗せる約束をしたよ。後ほど、駐車場で私達のお手伝いをしてくれる予定です。このうさぎがおうちに帰るまえにたくさん冒険をさせてあげたいです! このうさぎは片目しかなく、縫いつけられたタグにWという文字があったので私たちはこの子をWink(ウインク)と名付けました。

空港のスタッフたちによって片目しかないうさぎはウインクと名付けられましたが、後日なんと、片目は毛に埋もれていただけだったと発覚! その後もウインクは空港中を大冒険。

消防車に乗せてもらったり・・・

空港のバーやにも。

アーダーン首相のSNSにも登場!

ウインクはなんとたまたまハミルトン空港を利用していたニュージーランド首相、ジャシンダ・アーダーンともご対面!
アーダーン首相は自身のSNSでウインクを紹介、持ち主捜索への協力を呼びかけました。

今朝ハミルトンに到着。打ち合わせがあったのですが、空港の会議室を使わせていただけました。空港を出る前に、小さなうさぎを紹介されました。この子は1月の28日に空港内で発見され、それ以来ずっと持ち主を探しているそうです。小さな子どもがいる方は皆、この(ぬいぐるみのような)小さなかわいいものが、子どもたちにとってどんなに大切か理解できるかと思います。ウインクの持ち主が見つかるよう協力してもらえませんか?( ウインクという名前やセーフティージャケット、マスクにIDカードは空港で過ごすために用意されたものなので、持ち主にとってわかりにくくなっていないといいのですが!)

専用のマスクにセーフティージャケット、IDカードも用意してもらってるウインクの姿がとってもかわいい! そしてヘッドセットまで作ってもらっていました。

ウインク発見から3週間・・・

ウインクが発見されてから3週間以上も経っていましたが、アーダーン首相の拡散力が決め手となったのか、首相の投稿から2日後、ついに持ち主が見つかりました!

ウインクの本名はヌーヌー。ボーデンくんという男の子のものでした。そしてなんと、ヌーヌーには双子のうさぎがいるそう!

2月21日現在でこれがウインクの最新情報。ハミルトン空港のFacebookページでの更新は続くそうです。

ハミルトン空港Facebookページ

首相までを巻き込んだ小さなうさぎの大冒険、なんともニュージーランドらしい、ほんわかしたニュースでした!

この記事の筆者

石黒
石黒 沙弥
高校・大学時代を過ごしたNZを故郷と愛する。購入するワインは100%NZで、常備しているのはSILENIのソーヴィニヨン・ブラン。マーマイト大好き。歴代彼氏の半分以上がKiwi。
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