11月、ニュージーランドには、ロイヤルカップルのチャールズ皇太子とカミラ夫人、そしてロックバンドU2と豪華な訪問がありました。
まず、チャールズ皇太子とカミラ夫人。ニュージーランドは、イギリスの国王を自国の王とする、Commonwealth realm(英連邦王国)の一つ。イギリスとは深い繋がりがあります。あくまで象徴的な存在ですが、ニュージーランドの現国王はエリザベス女王となります。
チャールズ皇太子とカミラ夫人、NZヘ4年ぶり3度目の公式訪問
Governor-General(ニュージーランド総督)であるPatsy Reddy(パツィー・レディ)もお出迎え。総督は2人のNZ訪問を記念するお土産として、クラフトジンとワインを贈ったそう。
オークランドではJacinda Ardern(ジャシンダ・アーダーン)首相と、環境と気候変動についてを中心にディスカッション。
カイコウラではマオリ族の戦士からの正式な歓迎の儀を受けました。
6日間と短いNZ滞在でしたが、2人は公務の合間にオークランドのワイナリー、The Hunting Lodge Wineryでワインテイスティングをしたりなど、リラックスした時間もすごせたようです。
NZ Heraldのチャールズ皇太子、カミラ夫人の関連記事には、”Best chances to glimpse the royal couple”(ロイヤルカップルが見られるかもしれないチャンス)として、2人がどの辺りを訪問するのかの予定も記載されていたので、先々で現地の人たちが集まり、お二人を歓迎したそうです。
U2がマウント・スマート・スタジアムでNZ9年ぶりのライブ
アイルランドの世界的ロックバンド・U2は、ニュージーランドでは2010年以来、9年ぶりとなるライブ「ヨシュア・トゥリー・ツアー2019」をMt Smart Stadium(マウント・スマート・スタジアム)で開催しました。
このツアーは、U2の歴史的名盤「The Joshua Tree(ヨシュア・トゥリー)」の発売20周年を記念し、2017年に開催されたツアー「ヨシュア・トゥリー・ツアー」に続くもの。
今年6月に発売されたチケットはたった2分で完売!
実はU2にとって、ニュージーランドは特別な場所でもあるのです。
一時期U2のツアーに同行していたスタッフの1人に、ニュージーランド人のGreg Carroll(クレッグ・キャロル)がいました。キャロルは1984年にU2がNZでライブを行った際に、自分からU2にアプローチ。ボノと仲良くなり、ボノのパーソナルアシスタントになったという経緯が。
ただ、残念ながらそのたった2年後に、アイルランドの首都、ダブリンで、オートバイ事故で亡くなってしまいます。たった26歳でした。
彼を偲び、U2は1987年に”One Tree Hill”という曲をリリース。今回も、その曲のタイトルにもなったオークランドのシンボル、”One tree hill(ワンツリーヒル)”を訪れ、キャロルへの追悼の意を示しました。
この動画にある鼻と鼻をくっつけるのは、Hongi(ホンギ)と呼ばれるマオリの伝統的な挨拶。
ライブ中にもスクリーンにクレッグ・キャロルの写真が大きく映し出されました。
ノエル・ギャラガー、ショーン・メンデスもNZに!
このU2のツアーは元Oasis(オアシス)のギター/ボーカルで、ボノと仲良しのNoel Gallagher(ノエル・ギャラガー)も同行していました!
そしてU2と同じ頃、NZでライブを行ったカナダ人アーティスト、Shawn Mendes (ショーン・メンデス)もU2のライブを観戦。
オークランドでのライブ後のショーン・メンデスのインスタグラム
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NZの国内ニュースに関連した写真だけでなく、NZの素晴らしい自然、可愛い動物たちの写真も頻繁にアップされていますよ!