ニュージーランドといえば連想されるされるものの一つがはちみつ。その中でも、”Methylglyoxal”(メチルグリオキサール)と呼ばれる特殊な成分が含まれるマヌカハニーはその高い抗菌作用から世界中で高い人気を誇っています。
この成分はもちろん、後から添加されるわけではなく天然のもの。そのため、採取される蜂蜜によって、この成分量にばらつきがあります。メチルグリオキサールをドイツの大学が1Kgあたりに含まれる量(mg)を数値化したものがMGOと呼ばれています。
日本でも通販などで比較的簡単に手に入るマヌカハニーで、一番高級なものはこのMGO値が829+。マヌカ成分の濃度を数値にしたUMF(ユニークマヌカファクター)がUMF20+になります。マヌカ全体の1%ほどしか、こんな高数値のものは採れません。
そんな中、ニュージーランドでは、この”Methylglyoxal”(メチルグリオキサール)の含有量が、最高値の超高級マヌカハニーが誕生し話題になっています
MGOが世界最高値
この美しいガラスのボトルに収められたマヌカハニーのMGOはなんと「1717+」。1Kgに1778mgのメチルグリオキサールが含まれています。
これは、昨年このサイトでも紹介した、1700+のマヌカハニーを上回る、過去最高の数値となりました。
ちなみにこのMGOは、マヌカハニーが熟成されることで数値が上がって行くことがわかっています。そのため、将来的には2000mgに届くのではと期待されているそうです。
職人たちによるプレゼンテーション
この超高級マヌカハニーを発表したのは、タウボにあるZealandia Honey。
Zealandia Honeyは蜂蜜そのものを生産しているわけではなく、養蜂家と一緒になって蜂蜜を製品化するスタイル。Sri GovindarajuさんとSriさんの夫でもあるSunil Govindarajuさん、そしてRobin de Geusさんの三人によってたった15ヶ月前に設立されました。タウポにある拠点には、倉庫だけでなく様々なリサーチ、開発を行う研究室が併設されています。
SriさんとSunilさんは二人とも植物化学に精通しているだけでなく、Sriさんの実業家としてのセンス、バイオテクノロジーも学んだSunilさんの蜂蜜に関する知識、そしてRobinさんのデザインそしてブランディングに対する情熱が合わさり、Zealandia Honeyの手によってこの特別なマヌカハニーはさらに特別なものになりました。
蜂蜜が入っているガラスのボトルは、地元のガラス職人、Lynden Overさんによる手吹きガラス。タウポのあるニュージーランド北島中心には火山性平原が広がっているため、それを吹きガラスで表現していると言います。
ボトルの栓も一つ一つ、木工職人のRobbie Grahamによって手作りされ、このボトルを包む金属製のスリーブもアーティスト、Raynor Dunnさんによる作品です。
このプロモーションビデオも、映画製作者であるJoel Corbettさんによるもの。
多くのアーティストたちによって、高級マヌカハニーがまさに芸術品となって世の中に出て行くことになりました。
気になるお値段は・・・ $3100(ニュージーランドドル)・・・日本円で約22万円!
すでに買い手も現れており、その一部はアラブ首長国連邦のロイヤルファミリーに届けられるとのことです。
コロナでマヌカハニーの人気もうなぎのぼり
マヌカハニーは高い抗菌作用で、風邪の予防をはじめ、喉が痛い時、口内炎、傷、そして整腸作用もあるのでお腹の調子を整えるのにも効果があります。周りからもも、日常的にマヌカハニーを摂ることによって、風邪をひきにくくなった、という声がよく聞こえます。
マヌカハニーは怪しげな健康食品とは全く違い、ニュージーランドで医療用としても活用されており、その効果はきちんとした裏付けのあるもの。
新型コロナウイルスの爆発的感染で、ますますマヌカハニーの人気が高まっているようです。
流石に20万以上もするマヌカハニーには手が出ませんが、UMF 15+、UMF 20+の高濃度のものが1万〜1万5千円ほどで手に入ります。
ちなみにわたしは、UMF20+の高濃度のものは不調な時に、普段はUMF10+のものを摂ると言った感じで使い分けています
ボクモでもこの蜂蜜が手に入りますので是非手に取ってみてくださいね。