海を渡った日本人

今日はちょっとお知らせです。

その前に、ニュージーランドに住んでいる日本人ってどれくらいいるかご存じでしょうか?

外務省のデータによるとおよそ2万人です(2021年)。けっこうたくさんいるんだと感じる人も多いのではないでしょうか。

ニュージーランドは人口500万人の国なので、0.4%が日本人という計算になります(ちなみにこの割合は、日本に住むベトナム人の割合とだいたい同じです)。

僕の従兄弟ファミリーもあちらに住んでもう長いです。

四季があるけれど夏は暑くない。手つかずの自然だらけ。何と言ってもワインが美味しい!日本人にとって住みやすい国なんだろうなと思います。

そして、けっこうたくさんいるんだ、と言えば、ニュージーランドでワインをつくっている日本人です。

僕が把握しているだけでも、岡田 岳樹さん(フォリウム)、木村 滋久さん・美恵子さん夫妻(キムラセラーズ)、楠田 浩之さん(クスダワインズ)、小山 浩平さん(グリーンソングス)、小山 竜宇さん(タカケイワインズ)、佐藤 嘉晃さん・恭子さん夫妻(サトウワインズ)、寺口信生さん(MUTU睦)、中野 雄揮さん(久能ワインズ)。それからワイナリー経営も含めると、大沢泰造さん(大沢ワインズ)。

10人以上います。

ニュージーランドは、小さな資本で起業しやすい国で、自国を盛り上げてくれるなら、外国人の起業もウェルカムなムードがあると言います。

そして、外国人にも門戸を開いている「リンカーン大学」が、ぶどう栽培やワイン醸造についてしっかり学べる環境を整えているというのも、日本人のワインメーカーが多い理由だと言われてます。

とは言え、です。

実際に、海を渡ってワインをつくろうと決断する。そして実行する。これは並大抵のパワーじゃないことは容易に想像がつきます。

そして、彼らが生み出すワインが、これまたすごいのです。

どれもそれぞれの土地の個性を活かしたワインにちゃんとなっている。おしなべて品質が高いです。

やっぱり日本人は勉強熱心で勤勉なんだな、そしてニュージーランドはワインづくりに向いている条件が揃っているんだな、とワインから感じます。

その中でも、僕のお気に入りと言えば「キムラセラーズ」です。ソーヴィニヨン・ブランは、和の柑橘を感じます。ピノ・ノワールは、力強くて奥行きがあります。

価格は安くはないですが、夫婦二人がつくった素晴らしいハンドメイドワインと考えると、決して高くはないでしょう。

ボクモワインでもリピーターが多く、やっぱり美味しいものはちゃんと伝わるんだなと感じています。

そして、ここから重要。

そのキムラセラーズの木村滋久さん、久しぶりにボクモに登場!します!

前にお店に来ていただいたのはコロナ前。今回は4年ぶり?くらいのご来店です。通常営業の中で、木村さんのお話を聞く時間をつくって、キムラセラーズのワインをグラスで楽しんで頂こうと思います。

ご来店予定は、2月9日(金)です。

お席、すでにご予約にて半分以上埋まっていますが、生産者の生の声を聞き、ワインを楽しみたいという方はお早めにお席のご予約をお願いします。

https://retty.me/area/PRE23/ARE63/SUB6304/100000082467/

写真は前回ご来店時のもの。あ、ボクモがまだ改装前だ!僕の眼鏡も旧バージョン。だいぶ時間が経ったなあ。

お会いできるのが楽しみです!

この記事の筆者

岩須
岩須 直紀
ニュージーランドワインが好きすぎるソムリエ。
ニュージーランドワインと多国籍料理の店「ボクモ」(名古屋市中区)を経営。ラジオの原稿書きの仕事はかれこれ29年。好きな音楽はRADWIMPSと民族音楽。

一般社団法人日本ソムリエ協会 認定ソムリエ

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ボクモワイン代表 岩須直紀

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