マールボロの二つの地域のシャルドネを使って、バランス良く仕上げたワイン。

手摘みで収穫し、ホールバンチプレスをしてから野生酵母で発酵しています。発酵後は澱とともに寝かせ、酸味を落ち着かせるためのマロラクティック発酵も行い、フレンチオーク（新樽25%）で11ヶ月熟成。無清澄、無濾過で瓶詰されています。

ローストアーモンドの香りとレモンなどの柑橘の香りが混ざり合い、口当たりは柔らか。コンポートしたオレンジやすもものようなニュアンス、またドライハーブの風味が感じられます。樽に由来するヘーゼルナッツの印象も心地良く、フィニッシュのミネラル感が、ワインの印象をより複雑にしています。

このようなワインに合わせる料理は、牡蠣のグラタン、海老のクリームソース煮のような「バターやクリーム×魚介」の料理が定番。またチキンポットパイや、鶏肉のクリームシチューのような鶏肉料理もおすすめです。

ワイナリー「 トゥーリバーズ」について

トゥーリバーズ（Two Rivers）は、マールボロで生まれ育ったワインメーカーのデイヴィッド・クラウストン氏によって、2004年に設立されたワイナリーです。

マールボロで5世代も続くファーマーの息子でもある彼は、17歳からワインに興味を持ち、ニュージーランドで栽培と醸造について学びました。その後、NZをはじめ、フランスやスペイン、コルシカ、アメリカ、チリの世界各国で、25ヴィンテージものワインづくりを経験し、NZに戻りこのワイナリーを立ち上げます。

「トゥーリバーズ」とは、マールボロを代表する「ワイラウリバー」と「アワテレリバー」の2つの河川から命名されています。

また、2019年には念願であった自社の醸造所「ザ ワインスタジオ」を本格稼働しました。巨大な最新のステンレスタンクに、コンクリートのエッグタンク、アンフォラなどが並べられ、醸造所の様子からもクラシカルなワインづくりを尊重しながらも、新しい手法に常に挑戦する姿勢が感じられます。

 産地マールボロについて

「マールボロ」は、NZのワイン産地の中心地です。

豊富な日照量や、1日の中での寒暖差が大きいことなど、ぶどうの生育環境にとって好ましい自然の条件が揃っており、マールボロではNZワインの8割以上が生産されています。

その中でも、キリッとした酸味と溢れる果実味が特徴のソーヴィニヨン・ブランは圧倒的な生産量を誇り、唯一無二のキャラクターとして世界で広く愛されています。また赤ワインでは、豊かなベリー系の果物の味わいが魅力のピノ・ノワールが人気です。

トゥーリバーズ マールボロ クロ ド ピエール シャルドネ 2022（Two Rivers Marlborough Clos des Pierres Chardonnay 2022）

このワインの関連商品・コンテンツはこちらです。