上質なピノで知られるマーティンボロですが、調和のとれた白ワインも数多く生産されています。

このワインは、柑橘やハーブの心地よい香りとミネラル感を感じさせる後味が特徴的です。

ホタテやサーモンを使ったサラダなど、魚介の旨みと野菜の苦みが両方感じられる料理はバッチリ。アジフライやとり天にもGOOD。

優れたバランス感のSB

ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランは約8割がマールボロ産ですが、このワインは、上質なピノ・ノワールの産地として世界的に有名な「マーティンボロ」でつくられています。

マーティンボロのワインは、マールボロと異なるニュアンスになることが多く、このワインもやや落ち着いた印象です。

しっかりとした柑橘の香りはありますが、“パワフルでフルーツ感いっぱいのワイン”というよりは、食事に寄り添うエレガント系。

パッションフルーツやレモンの風味が強く感じられ、ピール（皮）のようなほろ苦さもあります。

ライムやレモンのような柑橘類のはっきりとした酸味に、チャービルのようなやさしいハーブのニュアンスが重なり、とても心地良いですね。

単にフルーティーなワインではなく、しっかりとしたミネラル感があり、奥行きも感じられるワインです。

おすすめのペアリング

ホタテやサーモンなどをはじめとする、魚介を使ったお料理とのペアリングがおすすめです。

また、このワインには柑橘のほろ苦いニュアンスもあるので、グリーンサラダ、水菜、グリーンカール、レタス、アスパラガスなど、少し苦味が感じられる野菜との相性も良いでしょう。

ホタテやサーモンのサラダ

いつものサラダにホタテやサーモンをのせて。魚介の旨みと野菜の苦みを両方が味わえます。

アクアパッツア

魚介類とトマトやにんにく、オリーブオイルなどの旨味がたっぷり詰まったアクアパッツァは間違いないペアリング。

アジフライ

酸味を感じられるワインは、揚げ物など油を使った料理との相性が抜群です。

とり天

さくさくとした衣と鶏肉の旨味が、ワインとぴったりあいます。

ワイナリー「パリサー エステート」について

パリサー エステート（Palliser Estate）は、ワイララパの「マーティンボロ」で20年以上にわたり、プレミアムワインをリリースしてきたリーディングワイナリーです。1984年に最初のぶどうの樹が植えられ、1989年に設立しました。

1991年、現在NZワイン界における重鎮として知られるアラン･ジョンソン氏がチーフワインメーカーに就任して以降、ロンドン・インターナショナル・ワイン・チャレンジなど国内外で数々の賞を受賞しています。

またワインづくりでは、土壌（自然環境）・人間（地域社会）・ビジネス（企業責任）の3つの側面からサステイナブルの活動に取り組んでおり、環境保全型ワイナリーの先駆け的存在としても知られています。

パリサー エステートでは、「エステート」と「ペンカロウ」と２つのシリーズのワインがリリースされています。「エステート」は、樹齢の高い樹の低収量のぶどうが主に使われています。「ペンカロウ」は、リーズナブルな価格でありながら、フルーティでバランスよく、親しみやすい味わいが特徴です。

産地ワイララパについて

「ワイララパ」は、NZの北島南東部に位置し、首都ウェリントンから車で 約1時間というアクセスの良さもあり、リゾート地としても人気の地域です 。

この地方にあるサブリージョン「マーティンボロ」は、気候や土壌の条件がフランスの「ブルゴーニュ」とよく似ており、世界でもトップクラスのピノ・ノワー ルの生産地として知られています。

パリサーエステート ペンカロウ ソーヴィニヨン・ブラン 2023d1（Palliser Estate Pencarrow Sauvignon Blanc 2023）

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