フレッシュ＆まろやかなシャルドネをお手軽に

酸味しっかりのフルーティーなソーヴィニヨン・ブランは、やっぱりニュージーランドらしい。でも、たまにはマイルドな辛口シャルドネも気軽に楽しみたい。そんな方におすすめの一本です。

世界で大人気の品種シャルドネも、ソーヴィニヨン・ブラン王国であるニュージーランドでは、やや影に隠れがち。 でも、美味しくてコスパの高いシャルドネは、ちゃんとあります。

このオールド・コーチ・ロードは、ニュージーランドの中でも屈指の日照量を誇る産地・ネルソンで、50年に渡ってぶどう栽培をしている「サイフリード・エステート」によるバリューライン。

ワインの特徴

色合い

美しい黄金色が印象的。

香り

桃のようなフルーティーなアロマに、オーツ麦やキャラメルのニュアンスが絶妙に絡み合います。

味わい

口当たりは滑らかで、穏やかな酸味が心地よいバランスを演出。少しどっしりとした印象の中に、オーク樽由来のほのかなタンニンが感じられます。

後味は極めてドライで、甘みを抑えた仕上がりが料理との相性を高めています。

オールド・コーチ・ロード シャルドネは、ブライトウォーター地区の山沿いの畑と、海に近いラビットアイランド（モトゥロア）の畑で育てられたぶどうをブレンドしています。

果実周辺の葉を丁寧に取り除くことで、ネルソンの豊富な日照量を最大限活かし、ぶどうをしっかりと完熟させています。

収穫後、ぶどうは除梗・圧搾を経て低温発酵され、70％のワインはフレンチオークで数ヶ月熟成。その後、マロラクティック発酵を行い、ろ過と清澄を経て瓶詰されています。

おすすめのペアリング料理

• サーモンとマッシュルームのクリームリングイネ
• 海老とレンズ豆のトマトクリーム煮
  
• 舞茸とレモンのリゾット

マイルドな酸味と程よいボディが、クリーム系やリゾットなどのコクのある料理と相性抜群です。

開栓後、２〜３日は美味しく楽しめると思いますので、ぜひ色々な料理とあわせてみてください。

ワイナリー「サイフリードエステート」について

サイフリードエステート（Seifried Estate）は、オーストリアからの移民であるサイフリード夫妻によって開かれたワイナリー。1970年代からぶどう畑を開梱し、今ではネルソン地方で最も歴史のあるワイナリーとして知られます。出身地であるオーストリア系やドイツ系の品種を得意とし、数々の国際コンペで受賞も果たしています。

産地ネルソンについて

「ネルソン」は南島北部に位置し、年間日照時間が非常に長いことから「サニーネルソン」の愛称で親しまれています。

比較的小さなこの産地では、ブティックワイナリーと呼ばれる小規模のワイナリーがほとんどです。

豊富な日照量を活かし、主にシャルドネや、ソーヴィニヨン・ブランやリースリング、ピノ・グリなどアロマティックな白ワインが生産されています。赤ワインではしっかりとしたフルーツ感のあるピノ・ノワールが人気です。またネルソンは、ホップや果物の産地としても有名です。

オールド・コーチ・ロード シャルドネ 2024（Old Coach Road Chardonnay   2024）