メイン ディヴァイド ゲヴュルツトラミネール 2024

スパイス漂う上質な白

南島カンタベリーの名門ペガサス・ベイのカジュアルライン「メイン・ディヴァイド」。

このゲヴュルツトラミネールをひと言でいうならば、「ゲヴュルツ好きにぜひお薦めしたい１本」です。

もう「らしさ」全開。たいへん凝縮感があり、後味は実にクリーン。立ちのぼるほんのりスパイス感のあるフレイバーから飲み口、アフターまで、一貫した華やかさがあり、実にバランスの良いワインとなっています。

甘さはありますが、甘すぎず、かと言って素っ気なくもない。旨みはしっかりで雑味がない。上質なゲヴュルツトラミネールとはこのこと！スパイス系のお料理に欠かせない１本と言えるかも知れません。

栽培・醸造

3月下旬に収穫された果実は軽く破砕され、短時間のスキンコンタクトを経て、古いオーク樽へ。

自然酵母による発酵が行われ、発酵後もおよそ3ヶ月間、同じ樽で静かに熟成させています。 小規模ながら丁寧な手仕事が貫かれ、果実味とスパイスのハーモニーが見事に表現されています。

テイスティング

色合いは淡いレモンイエローです。

グラスから立ちのぼる香りはライチ、白い花、ジンジャー、オレンジピール。トロピカルフルーツの甘い印象に、スパイス感がほどよく加わります。

 口に含むとややリッチな質感。穏やかな酸とまるい甘みが絶妙なバランスを保ち、余韻にはオリエンタルな香りが長く続きます。

力強さもエレガントさもあり、熟成のポテンシャルも感じさせる１本です。

ペアリング

フローラルな香りの余韻で料理をやさしく包み込みます。 おすすめは･･･

• 蒸し鶏とパクチーのサラダ
• サーモンのグリル（ディルとハニーマスタードソース）
• タイ風グリーンカレー
• ゴルゴンゾーラ・ドルチェ

ハーブやスパイスを使った料理、個性のあるチーズとも抜群の相性です。

一口ごとに、ワインと料理が重なり合う、香りのレイヤーを楽しむことができるでしょう。

ワイナリー「メインディヴァイド」について

メインディヴァイド（Main Divide）は、カンタベリーを代表する名門ワイナリー「ペガサスベイ」によるセカンドブランドです。

ワイパラ・ヴァレー各地の栽培農家から調達したぶどうと自社のぶどうを使用し、醸造はペガサスベイのチームが手がけています。

メインディヴァイドでは、ソーヴィニヨン・ブランやピノ・ノワールだけでなく、南島では珍しいボルドーブレンドの赤ワインもつくっているのが特徴です。どのワインもフルーティーでありながら、しっかりとした複雑味をもったワインに仕上がっています。

「メインディヴァイド」とは、NZ南島を縦断する山脈「サザンアルプス」の愛称。冷涼でピュアな南島の気候を反映し、それぞれの地域と品種の個性を表現したワイン、という意味が込められています。

産地カンタベリー/ワイパラについて

「カンタベリー/ワイパラ」は、NZ南島の東海岸に位置し、冷涼で乾燥した気候が特徴です。

国内最大の平野が広がるノースカンタベリーは、世界でも有数の羊肉生産地域でもあり、点在するワイナリーではバラエティに富んだ品種のワインが楽しめます。

クライストチャーチから日帰りで行ける「ワイパラ」では、リースリングやピノ・ノワールなどのプレミアムワインが生み出されており、観光名所としても人気があります。

メイン ディヴァイド ゲヴュルツトラミネール 2024（Main Divide Gewurztraminer 2024）