フレッシュなアロマ

このワインは、現地ニュージーランドでかなり有名な銘柄です。

ラベルに赤い花が描かれており、これがダッシュウッドの象徴的なアイコンとなっています。

この花をつける木は「ポフツカワ」と言い、ニュージーランドでは真夏のクリスマスの頃に花を咲かせることから「クリスマスツリー」という異名を持ちます。

ダッシュウッドは、マールボロの典型的な味わいを比較的リーズナブルな価格帯でリリースし続けており、現地のスーパーマーケットの棚に並んでいる可能性が高い、定番の銘柄となっています。

こちらのソーヴィニヨン・ブランは、まさに「これぞニュージーランド、マールボロの味」と言える「パッションフルーツ、グレープフルーツ、ハーブ」の三拍子が揃った香り、味わいとなっています。

酸味はそれほど強くなく、後味にはまろやかさも感じます。汗をかいた日に、しっかり冷やして飲みたい、フルーツ感いっぱいな味わいとなっています。

あわせる料理は･･･

• ハーブを散らした白身魚や海老のカルパッチョ
• 豚肉とシシトウのハーブ炒め
• ホタテフライ、イカフライ（ポン酢をあわせて）
• チキンカツ（できれば岩塩で）

油淋鶏、フィッシュアンドチップスにもマッチします。

ニュージーランドにはサステイナブルなワインづくりを実施しているワイナリーは数多くありますが、このダッシュウッドも先進的な取り組みをしています。

たとえば、羊との共生。

ぶどう畑で放牧されている羊の活躍によって、草刈り機の出番を減らし、また羊の糞が自然の堆肥となって、畑を豊かにしています。

また、多くのワイナリーが海外から瓶を輸入している中、ダッシュウッドは国内製造のリサイクルガラスを使用。

ラベルの紙はサトウキビの搾りかすから作られています。

そして、ワイナリーの屋根に着けられた50枚以上のソーラーパネルは、送電網からのエネルギー使用を大幅に削減することに貢献しています。

「カジュアルで美味しい」だけではなく、「その味わいを長く生み出したい」。だから、なるべく持続可能なやり方でワインをつくっていこう。

そんなワイナリーの考え方が、上記のような取り組みに現れていると思います。

ワイナリー「ダッシュウッド」について

「ダッシュウッド（Dashwood）」は、1980年代から続くワイナリー「ヴァヴァサー」の兄弟ブランドのひとつです。

もともとアメリカのマーケットを意識して作られたブランドですが、今では国内外に広く流通し、日本でもカジュアル路線のマールボロワインとして知られています。

マールボロ地方で生まれ育ったワインメーカーのストゥ・マーフェル氏は、地元の素晴らしい自然を後の世代にも残したいという想いから、いち早く太陽光発電による電力の削減や、CO2の削減などに取り組んでいるという地元愛にあふれる生産者。

このワインは「サステイナブル・ワイングローイング・ニュージーランド」の認証を得ており、環境に影響を及ぼすような工程を削減・排除する努力が続けられています。さらには、畑から出る廃棄物の再利用、ボトル、カートンに至る製品の再生利用などにも積極的に取り組んでいます。

 産地マールボロについて

「マールボロ」は、NZのワイン産地の中心地です。

豊富な日照量や、1日の中での寒暖差が大きいことなど、ぶどうの生育環境にとって好ましい自然の条件が揃っており、マールボロではNZワインの8割以上が生産されています。

その中でも、キリッとした酸味と溢れる果実味が特徴のソーヴィニヨン・ブランは圧倒的な生産量を誇り、唯一無二のキャラクターとして世界で広く愛されています。また赤ワインでは、豊かなベリー系の果物の味わいが魅力のピノ・ノワールが人気です。

ダッシュウッド マールボロ ソーヴィニヨン・ブラン2023（Dashwood Marlborough Sauvignon Blanc 2023）

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