ワイン紹介の要約

• ボルドータイプのフルボディ赤ワインで、ギフトや特別なディナーにおすすめです
• クラギー・レンジはホークス・ベイとマーティンボロ拠点の名門ワイナリーです
• 使用するぶどうはホークス・ベイの「ギムレット・グラヴェルズ」地区産です
• セパージュは、メルロー77%、カベルネ・フラン23%となっています
• フレンチオークやテラコッタタンクで発酵、17ヶ月熟成、清澄せず軽くろ過して瓶詰めされています
• 黒みがかったガーネット色で、濃厚なボディ
• ブラックベリー、プルーン、シナモンのスパイシーな香り
• 果実味とスパイス感、滑らかなストラクチャー、複雑な余韻
• バランスが取れた強さと柔らかさ
• ラムチョップ、牛フィレ肉ロースト、すき焼きなど濃厚な肉料理に合います

ホークス・ベイの傑作フルボディ

このワインは、濃厚なボルドータイプのプレミアムな赤ワインです。

大切な方へのプレゼントに。

特別なディナーに。

予算１万円程度で。

感動をもたらしてくれるフルボディの赤ワインをお探しの方には、ぜひお薦めしたいのが、このワインです。

ソフィア＝叡智。

名門クラギー・レンジの叡智を結集して完成させた限定品です。

クラギー・レンジは、ホークス・ベイとマーティンボロに拠点を持つワイナリーで、このワインは温暖なホークス・ベイ産。

畑があるのは、この地の中でも特別な「ギムレット・グラヴェルズ」地区です。

ここは1860年代の大地震によって、砂利質の川底が表面に出てきた約600ヘクタールの土地で、大変水はけが良いのが特徴です。

夏の昼間、気温は30℃程度まで上がりますが、夜は10℃まで下がります。しかし、大小の石がごろごろとあるため、日中の暖かさを石が保持し、土自体が冷たくなりすぎないというメリットがあります。

現在では、このギムレット・グラヴェルズに畑を持っていることがホークス・ベイのワイナリーのステータスになるほど、ぶどうにとっては素晴らしい生育環境が整っています。

このワイン「ソフィア 2021」で使用しているぶどう品種は、メルロー77％、カベルネ・フラン23%（ヴィンテージによって変わります）。

100%除梗されたぶどうは、密閉式フレンチオーク発酵槽で発酵させます。一部、メルローはコンクリートタンクを、カベルネ・フランはテラコッタでの発酵も行っています。

発酵後は、フレンチオークで17ヶ月熟成（新樽比率は33%）。

清澄は行わず、軽くろ過をして瓶詰めされています。

では、テイスティングへ。

色は、黒みがかったガーネット。スワリングすると、ねっとりとしたワインの涙がグラスの内側に下りてきます。たいへんボディのしっかりしたワインであることが外観から見て取れます。

そしてスワリングした瞬間に液面から広がる香りは、素晴らしいです。極めて上質なボルドーワインの典型のアロマです。ブラックベリーやプルーンを煮詰めたような香り、そしてシナモンのようなスパイシーさも感じます。

口に含むと、熟度の高い果実味とスパイス感が押し寄せてきます。ストラクチャーは実に滑らか。余韻になめし革のような複雑なフレイバーがあり、アルコールの高さ（14%）に由来する甘みもしっかりと感じます。

濃密ながら、たいへん柔らかい。強さと優しさが混ざり合い、高い次元でバランスが整っている印象です。設立25年のクラギー・レンジがこれまでに蓄積してきた叡知を集結させたワインであることが伝わってきます。

• ラムチョップステーキ
• ラム肉の赤ワイン煮込み
• 牛フィレ肉のロースト
• 牛ランプとレンズ豆の煮込み
• 牛タンシチュー
• すき焼き

こんな濃厚なお肉メニューとあわせてみてください。

きっと忘れられないディナーとなることでしょう。

ワイナリー「クラギー・レンジ」について

クラギーレンジは、1998年にニュージーランド北島のホークス・ベイに設立された家族経営のワイナリーです。設立者のテリー・ピーボディ氏は、1993年に妻メアリーさんとともに、次世代に引き継ぐことのできる家族の遺産を作ることを決意しました。

特筆すべきは、既存のブドウ畑を購入するのではなく、未開拓の土地から始めることにこだわったことです。フランスやアメリカ、オーストラリアでの土地探しを経て、最終的にニュージーランドの可能性に魅了されました。この地の温暖な気候、農業の豊かな歴史、そして人々の開拓者精神が、ピーボディ家の理想と合致したのです。

テ・マタ・ピークの壮大な山々を背景に広がる美しい風景の中で、クラギーレンジは、ホークス・ベイとマーティンボロという2つの代表的な産地で収穫したぶどうを使い、それぞれの土地の個性を活かしたプレミアムワインを生産しています。

（引用元: https://craggyrange.com/ ）

ホークス・ベイの特別な区画「ギムレット・グラベルズ」では、温かな石質土壌を活かしてカベルネ・ソーヴィニヨン、シラー、シャルドネを、マーティンボロの冷涼なテ・ムナ・ロードでは、古い粘土質土壌でピノ・ノワール、石灰岩を含む砂利質土壌でソーヴィニヨン・ブランを栽培しているのが特徴です。

ワイナリーの中心施設はギムレット・グラベルズの中心にあり、それぞれのワインに合わせて設計された個別のセラーを備えています。特に「ジャイアンツ・ワイナリー」ではフランス産オーク樽を使用して、複雑な味わいを持つ特別なワイン「ソフィア」を生み出しています。

（引用元: https://craggyrange.com/ ）

彼らのワインの品質と独自性は高く評価されており、『The Real Review』が選ぶ「ニュージーランドトップワイナリー2023」において1位を獲得。2014年には、「ワイン・エンスージアスト」誌から「ニューワールド・ワイナリー・オブ・ザ・イヤー」にも選ばれました。

ワインだけでなく、レストランや宿泊施設も人気で、地元産の新鮮な食材を使用した季節ごとのメニューなど、訪れる人々に贅沢で心地よい体験を提供しています。また、2018年に設立された「チルドレンズ・クリスマス」プロジェクトでは、ホークス・ベイの恵まれない子どもたちにクリスマスプレゼントを届ける活動を展開しています。

さらに、持続可能なワインづくりにも注力しており、すべてのブドウ畑のオーガニック転換を目指しています。自然環境との共生を重視し、微生物や生物多様性を保護しながら、高品質なワインを生み出すための取り組みを続けています。

ピーボディ家は1000年信託を設立し、ワイナリーが売却されることのない永続的な家族経営を保証。この長期的な視野に立った経営姿勢は、経済的、社会的、環境的な持続可能性への強いコミットメントとなって表れており、クラギーレンジは、ニュージーランドワインの可能性を世界に示す、重要なワイナリーとして確固たる地位を築き上げたのです。

産地ホークス・ベイについて

「ホークス・ベイ」は北島東部に位置し、豊富な日照量と比較的温暖な気候が特徴の地域で、国内で2番目に大きなぶどうの栽培面積を誇ります。

ホークス・ベイでは特にカベルネ・ソーヴィニヨンやメルロー、マルベック、シラーからつくられる赤ワインの生産に力を入れており、白ワインではフルーツ感のあるシャルドネが人気です。

また、もともとは川底であった場所が地震により押し上げられたことにより生まれた「ギムレット・グラヴェルズ」というエリアは、ホークス・ベイの重要なサブリージョンの一つとなっています。

クラギー・レンジ ソフィア ギムレット・グラヴェルズ ホークス・ベイ 2021（Craggy range Sophia Gimblett Gravels, Hawke’s Bay 2021）