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力強く、繊細なピノ

すでにご存じの方も多いと思われるこのブランド「クラウディー・ベイ」。

LVMH（モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン）グループがニュージーランドで唯一保有するワイナリーです。

LVMHは、LOUIS VIONをはじめ、BVLGARI、TIFFANY&Co.、Christian Dior、RIMOWAなど世界で70以上のブランドを持ち、酒類部門では、モエ・エ・シャンドンやヴーヴ・クリコなどを展開しています。

グループの総売上は年間11兆円以上。そんな潤沢な資金をもとにニュージーランドで「世界のセレブを唸らせるNZワイン」をつくっているのが、クラウディー・ベイというわけです。

まさに貴婦人のワイン！

そんなクラウディー・ベイのラインナップの中で、先日ピノ・ノワールの新ヴィンテージが届き、さっそくボクモワインのラインナップに加えました。

今回の2021からは、ボトルデザインががらりとリニューアルされ、現地のワイナリーから見えるマールボロの山々がエンボス加工で瓶にデザインされています。

そして、ちょっとこれはマニアックな話なのですが、これまでは瓶を輸入していたのですが、それをやめて、自国内生産に切り替えています。

あちらでは、瓶は海外から輸入する方が断然安上がりなのですが、環境負荷のことを考えると国内生産の方が良いと判断したとのこと。

ニュージーランド＝サステイナブル大国。クラウディー・ベイは国を代表するワイナリーだから、他のワイナリーがやっていない、先進的なサステイナブルな取り組みをする。そんな自負が感じられます。

肝心のお味は･･･

先日、ニュージーランド各地の代表的ワイナリーのピノ・ノワールを飲み比べたのですが、マールボロ代表選手でもあるこのクラウディー・ベイ ピノ・ノワールは、ずば抜けて「果実のニュアンスが強い」と感じました。

柔らかいアメリカンチェリーやラズベリー、すももなどの果実の甘みがあり、フィニッシュに長く続く余韻にもフルーツの力強さを感じます。

渋みが穏やかでフルーツの旨みがあるので、赤ワインを飲み慣れていない方や、はじめてワインを飲む方にもお薦めです。

今飲んでも美味しいですが、５年後くらいにはさらにまとまった味になっていると思います。

セラーに寝かせて、未来の記念日に開けるのも良いですね。貴婦人は美しく熟し、さらに魅力がアップしていることと思います。

おすすめのペアリング

鴨のロースト

鴨肉は間違いなしのペアリング。このワインと合わせると、お肉の旨みが引き立ちます。

しゃぶしゃぶ

牛のしゃぶしゃぶと合わせても最強です。ごまだれでもポン酢でもいいでしょう。ぜひ良いお肉料理と合わせてみてください。

すき焼き

すき焼きもばっちりですね。上質な脂と、上質なピノ・ノワールは非常にマッチしますよ。

ワイナリー「クラウディベイ」について

「クラウディ ベイ（Cloudy Bay）」は、オーストラリアのワイナリー「ケープ・メンテル」の創業者であるデーヴィッド・ホーネン氏によって1985年に設立されたワイナリー。NZの巨大ワイン産地として知られるマールボロ地方に、もっとも早く根付いたワイナリーの1つです。

引用元：CLOUDY BAY | Moët Hennessy Diageo

クラウディ ベイのソーヴィニヨン・ブランは、パッションフルーツやトロピカルフルーツなどのフルーツの香りと、ハーブや青草の香りが融合した、当時では唯一無二のもの。

マールボロの土地の特⾧をいかした、生き生きとしたスタイルは非常に個性的で「世界が白に目覚めた1本」と称され、NZワインの世界的地位を高めたワインとして高く評価されています。

現在は、「モエ・ヘネシー・ルイヴィトン」の傘下に入り、高品質のワインをつくり続け、NZワインの発展に貢献しています。

 産地マールボロについて

「マールボロ」は、NZのワイン産地の中心地です。

豊富な日照量や、1日の中での寒暖差が大きいことなど、ぶどうの生育環境にとって好ましい自然の条件が揃っており、マールボロではNZワインの8割以上が生産されています。

その中でも、キリッとした酸味と溢れる果実味が特徴のソーヴィニヨン・ブランは圧倒的な生産量を誇り、唯一無二のキャラクターとして世界で広く愛されています。また赤ワインでは、豊かなベリー系の果物の味わいが魅力のピノ・ノワールが人気です。

クラウディ ベイ ピノ・ノワール 2022（Cloudy Bay Pinot Noir 2022）

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