柔らかスタイルのソーヴィニヨン

マールボロの新しいブランド「アルパイン・リフト」は、当店で取り扱いのあるワイナリー「ザ・マールボリスト」がプロデュースする新ブランド。

一般的なマールボロのワインよりもワンランク上の上質な味わいを目指して設立されました。

このソーヴィニヨン・ブランは、マールボロのサブリージョンの中でもパッションフルーツのニュアンスが出やすいワイラウ・ヴァレーとハーブのニュアンスが強めのアワテレ・ヴァレーのぶどうをバランス良くブレンドしています。

香りをより強く出すためにぶどうは機械で収穫。野生酵母での木樽発酵、培養酵母でのステンレスタンク発酵の両方を採用しています。

コクを与えるために、発酵後にはシュールリーをしています。

香りは、グレープフルーツの柑橘類が主体。そこにパイナップルのような熱帯フルーツのアロマが混ざります。

味わいにもしっかりとしたフルーツ感があり、温度が上がってくるとパイナップルのニュアンスが前面に出てきます。

酸味は通常のマールボロのソーヴィニヨン・ブランに比べるとやや穏やか。全体として柔らかく、丸みのある味わいになっています。

余韻には貝殻を思わせるようなミネラルのイメージもあり、料理との相性を高めています。

アジのエスカベッシュ、鶏むね肉となすのレモン南蛮漬け、ズッキーニのレモン炒めなど、酸味の効いた料理と相性が良いワインです。

ワイナリー「アルパインリフト」について

アルパインリフトは、ニュージーランドのマールボロ地方に位置する新進気鋭のワイナリーです。

3人の専門家が共同で創設し、それぞれの豊富な経験と専門知識を活かして、高品質なソーヴィニヨン・ブランの生産に取り組んでいます。

マールボロの優れた自然環境と最新の醸造技術を組み合わせ、洗練されたワイン造りを目指しています。

また、同じ3人によって設立された「ザ・マールボリスト」というブランドも展開しており、アルパインリフトとは異なるスタイルのワインを提供しています。

この2つのブランドを通じて、マールボロ地方の多様な魅力を表現しています。

スチュアート・ダドリー（共同創設者＆栽培責任者）

生化学と遺伝学の学位を持つスチュアートは、大自然への愛から栽培の道に進みました。

マールボロの有名ワイナリーでの経験を積み、2010年にはニュージーランドの若手栽培家賞と若手園芸家賞を受賞しています。

現在は独立コンサルタントとしても活躍し、アルパインリフトとザ・マールボリストの栽培責任者を務めています。

リチャード・エリス（共同創設者＆ワインメーカー）

若い頃からワイン醸造に情熱を持つリチャードは、20年近くにわたり世界中でワイン造りと販売の経験を積んできました。

特にマールボロのグレイワッキで7年間ワインメーカーを務め、ソーヴィニヨン・ブランの先駆者と共に働いた経験が豊富です。

現在はアルパインリフトとザ・マールボリストのワイン醸造プログラムを主導し、両ブランドの総支配人を務めています。

デイビッド・ナッシュ（共同創設者＆マーケティング担当）

広告業界での成功後、ワイン業界に転身したデイビッドは、ニュージーランドワインのドキュメンタリー映画制作にも携わりました。

カリスマ的な話術とアイデア力を持ち、世界最高のワインブランドとの仕事経験を活かし、アルパインリフトとザ・マールボリストのブランド構築と創造的なマーケティングを担当しています。

この3人の専門家の知識と情熱が結集し、アルパインリフトとザ・マールボリストの革新的なワイン造りを支えています。2つのブランドを通じて、彼らはマールボロワインの多様性と可能性を探求し続けています。

 産地マールボロについて

「マールボロ」は、NZのワイン産地の中心地です。

豊富な日照量や、1日の中での寒暖差が大きいことなど、ぶどうの生育環境にとって好ましい自然の条件が揃っており、マールボロではNZワインの8割以上が生産されています。

その中でも、キリッとした酸味と溢れる果実味が特徴のソーヴィニヨン・ブランは圧倒的な生産量を誇り、唯一無二のキャラクターとして世界で広く愛されています。また赤ワインでは、豊かなベリー系の果物の味わいが魅力のピノ・ノワールが人気です。

アルパインリフト ソーヴィニヨン・ブラン 2022（Alpine Rift Sauvignon Blanc 2022）