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ボクモワインに満を持して登場!凄い木村さんの、凄いワインがやってきました。



さあ、どう凄いのか。 
私、ソムリエの岩須が、ちょっとだけ解説させていただきます。

去年リリースされたキムラセラーズの「マールボロ ピノ・ノワール2019」は、「インターナショナル・ワイン・チャレンジ (IWC)2020」で、見事、ゴールドメダルを受賞!

IWCとは、1984年から開催されてる世界最大規模の酒類コンペ。ワインのオリンピックとも呼ばれています。開催地はイギリス、ロンドン。
ワイン界のトップランナーであるマスター・オブ・ワインをはじめ、各国から集まった酒類業界に精通する審査員が、すべて銘柄を隠して行うブラインド・テイスティングで審査。100点満点で採点し、95点以上を獲得するとゴールドメダルが贈られます。
受賞情報は全世界に発信され、もちろんラベルにもその印をつけることが出来ます。


このコンペで、見事、ピノ・ノワールで受賞しちゃうんだから凄い。だって、ピノ・ノワールと言えば、押しも押されもしない世界の高級品種です。当然、専門家のジャッジもかなり厳しくなるはずですが、そこで、堂々のゴールド。素晴らしい。


もう、「世界に誇る素晴らしいワインと認定された」と言えるでしょう。
 受賞の一報を聞いたとき、僕は思わず、ガッツポーズしちゃいました。

思い起こせば、私岩須と木村さんの出会いは今から6,7年ほど前。同じ業界の先輩方に、木村さんを紹介していただき、それ以来、毎年のように木村さんが帰国されたタイミングでお会いして、現地での苦労話やワインづくりにかける思いを伺ってきました。

お話しするときにいつも思っていたのは、「とても真面目な方だなあ」ということ。もともとホテルマンということもあって、非常に物腰が柔らかい。そしてお話が丁寧。その柔和で丁寧な話し方から、木村さんのNZでの真面目な仕事ぶりを察します。ほんと、応援したくなっちゃうような、お人柄です。

それでは、ここからは、その日本上陸ほやほやの、今年の新作の2本、ソーヴィニヨン・ブランとピノ・ノワールをレビューしてみたいと思います。

まずは、去年、2019ヴィンテージがIWC金賞を受賞して、予想通り、瞬く間に売り切れてしまったピノ・ノワールから。

①キムラセラーズ マールボロ ピノ・ノワール 2020

キムラセラーズPN2020

項目 内容
産地 マールボロ
種類
ぶどう品種 ピノ・ノワール
ヴィンテージ 2020
アルコール度数 13.0%
容量 750ml
その他 バイオグロ認証
備考 スクリューキャップ

2018まではサラッとしたエレガントな味という印象だったのですが、金賞受賞の2019は、黒いフルーツの凝縮感があって、非常に密度が濃く、複雑な味わいのピノでした。 それを踏まえて、この2020は・・・

いい!非常にいい! 2019のような凝縮感が感じられ、なおかつ、丸みのある旨みがあって、とても深い味わいです。

濃さがあるんだけれど、滑らか。ピノの繊細さも失っていない。タンニンはさらさらしていて心地よい。 いやあ、すごいです。見事に美味しいピノです。


鴨料理

鴨肉にあわせてみたら、もう、昇天です・・・


このワインには、非常に厳しい基準で知られるNZのオーガニック認証制度「BioGro」のマークがついています。

②キムラセラーズ マールボロ ソーヴィニヨン・ブラン 2021

キムラセラーズSB2021

項目 内容
産地 マールボロ
種類
ぶどう品種 ソーヴィニヨン・ブラン
ヴィンテージ 2021
アルコール度数 13.0%
容量 750ml
その他 バイオグロ認証
備考 スクリューキャップ

これは木村さんの自社畑「ホームブロックヴィンヤード」のマークがついています。最初から最後まで、自分たちの手でつくったワインということですね。

木村さんのSBは、はつらつとした果実の印象と、日本人の持つ繊細さを併せ持った味わい、というイメージがあったのですが、今年の2021はさらに、繊細な味わいになった印象です。


マールボロのSBは、グレープフルーツやパッションフルーツの果実の風味が特徴的ですが、このワインは、どちらかというと「和の柑橘」のイメージが浮かんできます。そう、「かぼす、すだち」という表現がしっくりきます。そして、じんわりとしたほろ苦い余韻がたまりません。


チキンカツ

僕はチキンカツに合わせました。ソースをかけるとちょっとワインが負けそうだったので、塩(マールボロのシーソルト)をぱらぱらとかけると、完璧にあいました。


かぼす、すだちを搾って成立するおかずなら、たぶん何でもあうんじゃないかと思います。

このワインにも、今年からBioGroの認証マークが入っています。

全体としての僕の印象は・・・


ピノ・ノワールはさすが。やはり国際基準のピノの味です。


ソーヴィニヨン・ブランは、日本人がNZでつくると、こんなに繊細で味わいになるんだ、という発見があります。飲んだあとの表情は、口を開けたビッグスマイルじゃなくて、思わず口角がちょっと上がる。そんなイメージ。

大谷選手が、プレー中に帽子を脱いでお礼をしたとき、 久保選手が、ゴール後に深々とお辞儀をしたとき、 ああ、海外にいても、とても日本人らしいな、と感じます。
 僕は、キムラセラーズのワインから、それと似たような感覚を覚えました。

と言うわけで、数量限定で入荷した「キムラセラーズ」、ボクモワインで販売開始です。

お早めにどうぞ!

 

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