大産地マールボロの中で、クラシカルな技術と革新的な方法を融合させているワイナリーがこの「トゥーリバーズ」。

複数あるソーヴィニヨン・ブランのバリエーションの中で、このキュベは「コンバージェンス」つまり収斂（しゅうれん：引き締まること）にフォーカスしています。

古樽、エッグタンク（コンクリート）、アンフォラでの熟成を行ったワインをブレンドすることで、しっかりとしたテクスチャー、複雑さ、収斂性を持ったワインに仕上がっています。

爽やかなソーヴィニヨン・ブランでありながら、歯茎や上顎が引き締まるような渋みを感じさせる味わいが特徴で、この収斂性が食事との相性をぐんと引き上げています。

舌触りは非常にドライで、ライムやすももなどのフルーツのフレイバーが心地良く、その香りと余韻のほろ苦さから、人によってはジントニックを彷彿とさせるかも知れません。

しかし、これは紛れもなく、南半球の大地が生んだピュアな白ワイン。

誰もが、『ソーヴィニヨン・ブランにはこんなバリエーションもあるのか』、という発見をすることでしょう。

ミネラル感豊富なこのワインには、魚介を使ったアジア料理がベストマッチ。ヤムウンセンや、ナンプラーを使ったアサリの白ワイン蒸し、海老のカレー風味グリル、スパイスを効かせたアジのエスカベッシュなどとあわせてみてください！

ワイナリー「 トゥーリバーズ」について

トゥーリバーズ（Two Rivers）は、マールボロで生まれ育ったワインメーカーのデイヴィッド・クラウストン氏によって、2004年に設立されたワイナリーです。

マールボロで5世代も続くファーマーの息子でもある彼は、17歳からワインに興味を持ち、ニュージーランドで栽培と醸造について学びました。その後、NZをはじめ、フランスやスペイン、コルシカ、アメリカ、チリの世界各国で、25ヴィンテージものワインづくりを経験し、NZに戻りこのワイナリーを立ち上げます。

「トゥーリバーズ」とは、マールボロを代表する「ワイラウリバー」と「アワテレリバー」の2つの河川から命名されています。

また、2019年には念願であった自社の醸造所「ザ ワインスタジオ」を本格稼働しました。巨大な最新のステンレスタンクに、コンクリートのエッグタンク、アンフォラなどが並べられ、醸造所の様子からもクラシカルなワインづくりを尊重しながらも、新しい手法に常に挑戦する姿勢が感じられます。

トゥーリバーズ マールボロ コンバージェンス ソーヴィニヨン・ブラン 2022（Two Rivers Marlborough Convergence Sauvignon Blanc 2022）

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