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オラテラ マーティンボロ ピノ・ノワール 2023

通常価格 ¥10,340
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この商品を選んだ人 ソムリエ岩須

 

NZワインが好きすぎるソムリエ。名古屋でワインバー「ボクモ」を経営。一般社団法人日本ソムリエ協会 認定ソムリエ。

いずれNZを代表するピノになる!

スモール・イズ・ビューティフル

オラテラは、2023年にスタートしたとても新しいワイナリーです。 けれど、現地でワインメイカーのウィルコ・ラム氏と対面し、その細やかなつくりを聴きながら、樽で熟成されているピノ・ノワールを試飲しているうちに思わざるをえませんでした。

「これは、もしかするとマーティンボロを代表する、いやNZを代表するようなピノ・ノワールになるかもしれない」と。

まだ瓶詰の前でしたが、腰が抜けるほど美味しかったのです。奥行き、繊細さ、余韻の長さ。どれをとっても「偉大なワインの風格」を感じました。

ウィルコさんは元々マーティンボロの重要ワイナリーのひと「ドライ・リヴァー」出身。2022年のドライリヴァーの売却を機に、今回、自らが中心となって新しいマイクロワイナリー・オラテラを立ち上げました。

彼のこだわりは、クローンについての深い知識にも表れています。

「クローンによって、ピノ・ノワールはまったく異なる表情を見せる。だからこそ、マーティンボロという土地の個性を最もよく表現できるクローンを選び、それぞれ別々に仕込み、熟成させ、最後にブレンドする。味わいは、決してオーバーな果実味の表現にならないようにする。」

そんな彼の話を聞いていると、「ピノ・ノワールのワインは単一品種」と簡単に片付けてはいけないな、と改めて思いました。

単一品種の中の多様性。生産者はそこにフォーカスしている。土地の味わいを表現するためには、土地に対する深い理解と、経験の蓄積が必要になる。そして、その地に似合うクローンを選び、育てる。できたぶどうを分けて醸造し、熟成した原酒をブレンドして完成させる。

偉大なワインをつくるためには、そんな気の遠くなるような繊細な仕事が必須なんだと思い知りました。

クローン別に仕込んだピノの原酒をテイスティングさせてもらいましたが、彼の言うように、やはりどれも果実味は控えめで、エレガント。

森の中を歩くようなアーシーさがあるもの、フローラルな香りが際立つもの。伸びやかでしなやかなタンニンを感じるもの。少しずつニュアンスが違うことがよくわかります。

地質、微気候、クローン特性、ヴィンテージ──あらゆる要素を読み解く力。これぞスペシャリストの仕事だなと感じました。

そして印象的だったのは、その造りの規模感です。 生産量はごく少なく、すべてが手作業。醸造施設は、まるで一軒家の納屋を改造したようなコンパクトな造りです。こだわりを追求するには、それぞれのクローンや樽に注意深く目を配ることが出来る規模でなくてはいけない。 「スモール・イズ・ビューティフル」。オラテラは、それを地で行くワイナリーでした。

栽培・醸造

果実はすべて手摘みで、小さなコンテナに収穫。翌日に冷却して選果し、除梗後に900kgの発酵タンクへ。自然発酵を促しながら、時おり手作業でピジャージュを行います。 目的は「やさしく抽出すること」。要素を際立たせすぎず、すべてが調和するように。 発酵期間は14〜20日。その後、300Lと500Lのオーク樽に移して12ヶ月間熟成。ブレンド後は無清澄・無濾過で瓶詰めされます。

テイスティング

グラスからは、まずすもものようなやわらかな果実香と、バラの花びらのような華やかさ。時間が経つと、バニラやなめし革の温かく官能的な香りが顔を出します。

口当たりはとても繊細で、前半は丸みと落ち着き。中盤で酸がワインにリズムを与え、後半には果実味とオークが重なり、余韻へと続きます。 しなやかなタンニンと穏やかなボリューム感があり、飲み手との対話を楽しむような一本です。

そして、このワインは「簡単にはすべてを語らない」と言えるワインです。ゆっくり飲みましょう。開いてくるのを待つことで、その多層的な魅力がじわじわと姿を現すはずです。

ペアリング

このピノ・ノワールの持つ「静かな複雑性」は、丁寧に仕立てた肉料理と特に好相性でしょう。

  • 鴨ロースのロティ(赤ワインとバルサミコのソース) → 鴨の野性味とソースの酸が、ワインの酸と果実味、なめし革のニュアンスがマッチします。
  • 鶏もも肉のフリカッセ → クリーミーな白い煮込みと、ワインのやさしいタンニンがきれいになじみます。
  • 豚肩ロースのグリル(赤ワインソース) → しっかりとした肉のコクと、ワインの樽のニュアンスが共振。
  • カマンベールとクルミのオーブン焼き → ナッティな要素と熟成チーズのコクが、ピノの中盤以降の厚みと溶け合います。

価格は¥10,340と、決して安くはありません。 しかし、価格に見合う価値は十分あります。おそらく今が最安値で、今後はもっと値段が上がっていくものと思われます。

ニュージーランドという土地の理解、ピノノワールという品種への愛、そしてウィルコ氏の確かな技術と感性。この1本であなたと共有できたら嬉しいです。

「いずれNZを代表するピノになる!?」そんな予感に満ちた1本です。

ワイナリー「オラテラ」について

黄金の大地が生む、洗練と野性のマーティンボローワイン

オラテラは、ニュージーランド北島ワイララパ地方・マーティンボローに誕生した、新進気鋭のワイナリーです。その始まりは2024年10月。名門「Dry River」で共に腕を磨いてきた6人のチームが、独立と再挑戦の志を胸に、地元マーティンボローで新たなプロジェクトを始動させました。

彼らが拠点としたのは、かつて「On Giants’ Shoulders」の名で知られた歴史ある畑。その土地を継承しつつ、オラテラ(Oraterra=「黄金の大地」)という新たな名前を掲げ、「大地の持つエネルギーに忠実であること」を信念に、今この地の魅力を再定義しようとしています。

土地を尊び、介入を最小限に

オラテラのワイン造りは、徹底した土地との対話から始まります。彼らは自らを畑の「守り手(kaitiaki)」と捉え、農薬や化学肥料を一切使わない有機栽培、そして月の満ち欠けや天体の動きを意識したビオディナミ農法を採用。さらに、ブドウ樹が自力で水や養分を探す力を信じて灌漑は行わず、自然と共にある再生型農法を実践しています。

この「干渉しない」姿勢は醸造においても徹底され、野生酵母による自然発酵、樽熟成、瓶詰めまで、必要最小限の人為的操作にとどめています。結果として生まれるのは、土地と気候、そしてヴィンテージの表情を真正面から映し出す、緻密で芯のあるワインです。

視覚と味覚のコラボレーション

オラテラのラベルには、醸造家が抱いた「味わいのイメージ」をマーティンボロー在住のアーティストがビジュアル化したアート作品が採用されています。ワインごとに異なるラベルは、まさにそのボトルだけの“表紙”とも言える存在。アートとしてもコレクションしたくなるような美しさと意味を持っています。

土地と人へのリスペクト

オラテラは単なるワインブランドではなく、地域コミュニティとの共生を重視した「土地に根ざすプロジェクト」でもあります。地元の学校、職人、マオリのハプ(共同体)との連携を大切にしながら、地域経済や文化との循環を築いています。

産地ワイララパについて

「ワイララパ」は、NZの北島南東部に位置し、首都ウェリントンから車で 約1時間というアクセスの良さもあり、リゾート地としても人気の地域です 。

この地方にあるサブリージョン「マーティンボロ」は、気候や土壌の条件がフランスの「ブルゴーニュ」とよく似ており、世界でもトップクラスのピノ・ノワー ルの生産地として知られています。

ワイララパ

オラテラ マーティンボロ ピノ・ノワール 2023(Oraterra Martinborough Pinot Noir 2023)

項目 内容
ワイナリー名 オラテラ
生産国 ニュージーランド
産地 ワイララパ
マーティンボロー
種類
ぶどう品種 ピノ・ノワール
ヴィンテージ 2023
アルコール度数 13.0%
容量 750ml
備考 コルク栓

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